「『タワーリング・インフェルノ』『ダイハード』のイメージだったが、2001年にはNYで・・・」名探偵コナン 天国へのカウントダウン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
『タワーリング・インフェルノ』『ダイハード』のイメージだったが、2001年にはNYで・・・
公開時期に観ていたら、あまりにも似すぎているアメリカ同時多発テロによって予言めいたものを感じていたことだろう。ツインタワーとはいってもB棟はちょっと低い、いびつな双子ビル。この設定自体は結局最後のシーンに繋がるわけですね。多分この作品を参考にしてワイスピのスカイミッションが生まれたのかもしれません。
殺人事件以外はほぼハリウッド映画みたいな作品でした。劇場版では冒頭部分以外で初めての黒の組織のメンバーであるジンとウォッカが登場。そして少年探偵団の歩美ちゃんの恋心が描かれているのです。
『タワーリング・インフェルノ』と違うのは出火原因が黒ずくめ達が仕組んだもので、灰原の元の女性・宮野志保も狙われていたというオマケつき。そして火災の広がり方や展望エレベータ、階段、ヘリによる救助なんてのはそっくりそのまま。さらに『ダイハード』での消化ホースで落ちるところはそのままパクリ。しかし、車でビルからビルへと飛び移るというのは『トゥルーライズ』あたりか?
パクリ感はかなりあったけど、歩美ファン、哀ファン、マスタングファン(最近多いな)ならば楽しめる内容だったかもしれません。ツッコミどころがあるとしたら、東京じゃ富士山はあんなに大きく見えない!ってところでしょうか。もうひとつ挙げるとすれば「半ライス、3回よそえばサンライズ」とかいう阿笠博士の台詞が、半ライス×3は1.5ライスだろ!という点でしょうか・・・
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