「朝鮮人特攻隊員への想い」ホタル 重さんの映画レビュー(感想・評価)
朝鮮人特攻隊員への想い
高倉健扮する山岡秀治の船は進水式から14年。田中裕子扮する妻知子が透析を始めて14年経ったと言う事だった。天皇が亡くなられ昭和が終わった。井川比佐志扮する知覧の特攻隊生き残り藤枝洋二が上官だった秀治を訪ねて来たが、秀治は居らず奈良岡朋子扮する富子さんと会って東京へ帰って行った。富子さんが言うには、ある日宮川と言う特攻隊員が敵艦を撃沈した後でホタルになって帰って来ると言ったのを思い出していた。その後藤枝は、山へひとりで行き雪の中で帰らぬ人となってしまった。秀治は、藤枝が秀治に会わすに帰った理由が分かる様な気がすると言った。富子さんは、最後の仕事として朝鮮人だった金山特攻隊員の遺品を遺族へ返して来てほしいと秀治に頼んだ。実は知子は金山の許嫁だった。秀治は、知子に腎臓移植するための検査を受けたところ、腎臓移植は可能と出たが秀治の命はあと1年半と宣告された。秀治は、知子と韓国へ行く事を決めた。
数年前に知覧の特攻隊平和会館を訪れた。覚悟の遺書•遺品の数々を見てると何も言えなくなる重い雰囲気だった。特攻隊員らのおかげで今の時代があると思わずにはいられなかったのを記憶している。
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