劇場公開日 2001年4月21日

「吸血鬼ハンターDの世界観を完全に再現している」バンパイアハンターD(2001) nayutaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0吸血鬼ハンターDの世界観を完全に再現している

2025年3月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

おぞましさと厳かさが共存する貴族の世界が見事に表現されている。
吸血鬼と人間、禁断の愛の逃避行と言ってしまえば簡単だが、そこに絡み合うDとマーカス兄弟、そしてバルバロイの護衛達の物語が面白すぎて、昔かじりつくように読んだ記憶がある。でも20年以上前だから、細かいところはさすがに忘れてしまっていて…もう一度読み返したい。
原作はもっと性的な意味でドロドロした部分があったけれど、そういう箇所は全て潔くカット。あと、シャーロットの死に方が原作と違うので違和感はあったけれど、映画を通してみれば最高の出来栄えに思う(私は原作のラストの方が好きだけど)
惜しむらくは、Dが塩沢兼人さんではないことか…。言っても仕方ないこととは分かっているけれど、何十年経ってもあの声が忘れられない。
あっちのDは菊地秀行さんのお気に召さなかったみたいだけど、私は大好き。ぜひ映画館で上映してほしい。

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nayuta