ギターを持った渡り鳥のレビュー・感想・評価
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さらば函館の街よ
渡り鳥シリーズ第1作。
Amazon Prime Videoで鑑賞。
日活アクション、初めて観ました。西部劇のような雰囲気のあるギャング物で、小林旭のカッコ良さが炸裂し、浅丘ルリ子の美しさが物語を彩り、宍戸錠の男気に浸る77分でした。
小林旭、宍戸錠、金子信雄がひとつの画面に収まっていると後の「仁義なき戦い」を連想させられ、楽しい限り。
この3人の戦いを軸に、旅烏・滝の意外な正体やある人物との因縁が絡み、加速していく物語は見応え充分でした。
ほぼ勧善懲悪なのに悪の滅ぶ痛快さが無いのが物足りなかったものの、ラストの別れの切なさで盛り返していた。
小林旭の名シリーズの第1作
昭和34年公開。斎藤武市監督。 元・刑事で今はギターを持って「流し」をしている主人公(小林旭)が函館で悪どいヤクザな事業を展開する親父(金子信雄)の元で採りたて屋として雇われ、その娘(浅丘ルリ子)に惚れられ、主人公に恨みを持つ宍戸錠などが出てきてスリリングな展開を見せる。 小林旭は若くて晩年の凄みはまだ見られない。宍戸錠も同様。浅丘ルリ子は品がありかつ気が強い女性を演じている。クラブのシーンでは、マンボ袖をまとった演奏ライブと女性ダンサーが踊るシーンがある。これも要チェックである。 2013年11月09日@NHKBS
2020年10月18日 映画 #ギターを持った渡り鳥 (1959年...
2020年10月18日 映画 #ギターを持った渡り鳥 (1959年)鑑賞 元刑事がギターを持って流しをしているというギャグかと思うような設定 #小林旭 の若い頃の映画を初めて見たけど、男前だし、歌が上手いし、かっこいい #浅丘ルリ子 も少しふっくらして別人だな。こっちの方がいいと思うけど #宍戸錠 もいい
ああ、懐かしい昭和
小林旭、かっこいいねえ。革ジャンにTシャツ、細めのベージュコーディロイをダブルにしてローファー、ジェームズ・ディーンの影響もあるかな? 浅丘ルリ子は若くてちょっとふっくら。
函館に無国籍風のナイトクラブ、ほんとかい? 学生時代に初めて訪れた、函館山からの景色はあまり変わっていないし市内電車も走っていた。 函館駅から埠頭へ、青函連絡船が懐かしいというと、と年がばれるか? ただ、馬車に乗って舗装していない道のオープニングは時代だね。
それにしても荒波の船上でギターを弾いて歌う、ってのもすごい。これは感動もの。そんなこんなで、映画はハチャメチャだけど、斎藤武市監督の生きの良い作品でした。そんなに古い感じがしないのが不思議。
これは面白い!最後までワクワクして観れます
大スターには、それぞれこれを観てなければ話にならないというような作品なりシリーズがあります 勝新太郎なら座頭市という風に 小林旭ならもちろん本作です なる程、本作を入れて9作もシリーズになる面白さです 主人公はタイトル通りのギターの流しで放浪する若者です その過去の正体は中盤で明らかになります 舞台は港町函館 冒頭は大沼国立公園の付近 雄大な駒ヶ岳の山容から始まって、タイトルバックの最後の監督のところで函館山からの函館の100万ドルの夜景を観せてくれます お話も面白く最後まで退屈しません 大ヒットした「南国土佐を後にして」の僅か2ヵ月後の公開です 地方ロケもいれて、あっという間にこれだけのクォリティーの作品を作れる当時の日本の映画産業の凄いこと!呆れる程です しかも企画構想からシリーズ化できるように出来ているのですから凄い 大ヒットした前作の浅丘ルリ子とのコンビは当然です 悪役の好敵手に宍戸錠を配して強化が図られているのが大成功しています これによって中盤以降の盛り上がりが素晴らしい展開になっています 本作で目を惹くのは美術と衣装のレベルの高さ 函館のクラブやバーの内装は、お洒落で貧乏臭くなく、三周くらい回って現代的ですらあります こんなお店が恵比寿辺りに在りそうです また浅丘ルリ子がお屋敷で弾いているピアノには、RUBINSTEINのブランド銘があります 函館に因んだ珍しいロシア製ピアノです ここまで美術は頑張っています カメラはそれを解るかい?という風に写すのです 小林旭の襟の大きな革ジャンと白いTシャツやスーツ姿も格好良いですが、本作では浅丘ルリ子の衣装が特に良いです 初登場の際のモーターボートと突堤のシーンでの、グレーのパンツにエンブレム付きの紺ブレザー、インナーに白いクルーネックのセーター、頭には白地に大きな水玉のスカーフの出で立ち この垢抜けていること!お洒落なこと! 1959年、昭和34年なんですよ、これ! 髪も栗色です 今では当たり前のヘアカラーですが、当時は誰もそんな人いなかったはずです 一般女性がこのようなヘアカラーをしても普通になったのは90年代も半ばくらいからでは無かったでしょうか お誕生日パーティーの時の青いサテンのドレスも素敵です ウルトラマリンブルー色のサッシュのベルトがアクセントになっています ラストシーンのモフモフした柔らかそうなピンクのジャケットもフェミニンで、このシーンにとてもマッチしています 衣装の頑張りは評価すべきです ギターを持った渡り鳥というコンセプトがまず良いです イマジネーションが広がります アメリカの有名黒人歌手のBobby Womack が1974年にリリースした Lookin' For A Love Again というアルバムのジャケット写真がまさにこれです まさか本作とは関係あるわけ無いですが、この雰囲気ですよ! イマジネーションが広がるんです
函館✖︎小林旭
北海道。
函館。
金子信雄✖︎浅丘ルリ子✖︎宍戸錠✖︎小林旭
齋藤武市監督 1959日活
渡り鳥シリーズ第一作
戦後、14年。小林旭が若く、初々しい。
金子信雄も若い。
独特のコミカルなセンス。
函館二日目の朝、港の海の上で漂流しているボートの中で寝ていた滝が海にドボンしたあと着替えながらの会話で、
「野宿?お金がないの?」「ハッキリ言うなよ」
「じゃあ何て言おうかな、失業者?」「ああ、ピッタリだ」
ヤクザの娘なのでパンツ一丁でも平気なのだが、
この時代のギャグのセンスは、なんかハマる。
コメディ映画のようだが、アクションシーンも、わりとちゃんとやっていて、麻薬の受け渡しや、拳銃での撃ち合いなどもあり、50年代を懐かしむのに最適だ。
やくざ、博打、飲み屋、キャバレー、ギター弾き
悪党の手先に成り下がった元刑事が主人公。ギター🎸片手に口ずさみ、ケ...
悪党の手先に成り下がった元刑事が主人公。ギター🎸片手に口ずさみ、ケンカの強いキザ野郎。当時のヒーロー像なんですね。まるでちょい悪の男の子に憧れる小学生の女の子じゃねえか。でもまあちょっと面白かった。 宍戸錠が存在感あって良かった。合掌。
小林旭のための映画
山を背に荒野を馬車に乗せられて登場。西部劇を意識したようなオープニングw 小林旭細い。正直、演技が大根。顔もそんなに二枚目とは思えなかった。 クサイ演出が多い。滝が復讐しにバーに現れる時の演出がこれでもかってくらい臭いw海に落ちたのに服が濡れてないし。 結局、滝が刑事時代にジョージの相棒を追い詰めた末に撃ち殺した理由は何だったのか? 小林旭をかっこよく売り出すための外連味たっぷりの映画といった印象。
これぞ、味噌汁ウエスタンの傑作!
小林旭が、鳥になって羽ばたいた名作。音楽良し。カメラワーク良し。景色良し。函館へ行けた気分にさせる名作。オープニングの間抜けさと、エンディングの青函連絡船のバックに流れた、主題歌。ギターを持った渡り鳥。このメロディラインとのマッチングがたまらない。美味しいスープに程良く麺が馴染んだ駅前の夜鳴き蕎麦の素朴さにも似て、何万回見ても飽きない傑作である。この映画の良さが解らない人が小林旭を、語っても仲良くはできない。児井英生プロデューサーの企画勝ちと齋藤武市監督のカット割りも冴えた日活喜劇の金字塔である。
キザだろ〜
“マイトガイ”小林旭の代表作シリーズ第1弾。 いやあ〜、時代を感じる。 ギターを片手に放浪する“渡り鳥”滝。ふらりと立ち寄った町のボスに気に入られ、仕事を手伝うが、横暴に怒りが爆発、悪を懲らしめ、ヒロインの想いを断ち切り、再び旅に出る…。 腕っ節は滅法強く、頭も切れ、歌もギターも上手く、子供に優しく、女にモテる。 こんなキザな設定、今はギャグかパロディじゃないと成り立たないぐらいだが、それがピタッとハマったのがこの時代。 アウトロー西部劇を日本に置き換えた、肩の凝らない娯楽スター映画。 若い小林旭は中村獅童に似ててびっくり。 ふっくら頬のライバル宍戸錠はふてぶてしさで場をさらう。 そして、浅丘ルリ子も可憐でお美しい。
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