劇場公開日 1990年8月18日

「新潟出身の浪人役、石橋蓮司の居合術が光る」浪人街(1990) eさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0新潟出身の浪人役、石橋蓮司の居合術が光る

2017年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

興奮

原田芳雄はひたすらヒモ。でも筋肉質で焼けた肌は確かにモテそう。
クライマックスのチャンバラは酔拳の剣術版。
勝新太郎と石橋蓮司の珍しいトリオの取り合わせに田中邦衛も参戦。
最後は甲冑着て騎馬武者として颯爽と登場するも総面で誰なのか分からず勿体無い。
ほとんど勝新太郎の見せ場だが、最後に死に装束で飛び込んでくる石橋蓮司の鬼気迫る居合斬りは圧巻。そのあとまた勝新においしいところさらわれてしまうけど。
最後の多人数チャンバラ以外は、幕末の太平の世に侍になれない浪人の悲哀をだらっと描いていて濡れ場もそんなにハードなのはない。脱ぐのは伊佐山ひろ子だけ。
樋口可南子が可愛らしい。
杉田かおるもここではまだかわいいほう。
悪いお侍さんに中尾彬、悪い庄屋に佐藤慶と安定のキャスティング。
天本英世が琵琶法師役でちょっと出てくる。
明るく見やすい時代劇。

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