老人Zのレビュー・感想・評価
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何十年も前に、先駆け!!
今や、国が老人介護にロボット産業を参入させるというのは
本気さ加減が充分に伝わっている通りですが、それが1991年という
時期に先駆けて、この映画が制作されたは、流石「世界の大友克洋」
です!!!
もう一つ偉大なのが、登場する2体の巨大ロボットが「車輪式」と
「四つ足式」という、正に21世紀に実践投入されているロボットの
方式です!
この年に、同じく劇場公開された作品は「機動戦士ガンダムF91」
ですが、ガンダムの様に別格なビックタイトルは別にすれば、
当時のロボットアニメは「昭和中期の変形合体ロボットに退化」
「それら変形ロボット等をパロディ化」「過度にミリタリーなマニアック化」
…という3つしか無かったのですが、大友氏は正に「第4極」となる
本当に、21世紀に向かってのリアリティを持った「ロボット作品」を
造ったのに、当時に評価されず大友氏の「巨大ロボット作品」は
これが最初で最後に、なりました…
「実用ロボットが『人型』である必然性は無い」という現代こそに、
この作品は再評価されるべきですが…
クライマックスは、ロボット同士の「ガチンコ対決!」でも、終われますが
「そういう内容は嫌だ!」という、当時の若手スタッフの意見があり
ロボットの周囲の人間が物語に介入できる様、大友氏が脚本に
修正を加えるというエピソードがあり、そういう意味では大友克洋氏は
「聞く耳を持った人」です
ネタバレですが「Z」の最終形態は「大仏ロボット」です…
それが「罰当たり」かは、個々の判断に任せます
一番最後の効果音の取り方も、人それぞれに…
正にバベルの塔だった♥
現在、三橋晴子さんは53歳の女性なんだよね。ジョナサ○の制服が懐かしい。
厚生省の寺田はご存命なら、75歳から80歳くらいかなぁ。民間の委託会社の長谷川くんは私と同じ66歳だ。さて、コンピュータは古そうに感じるが、第六世代と言っている。つまり、現在のAIは足元に及ばない。また、マン・マシーンインターフェイスの考え方は、現在と同じ。つまり、総じて、30年前に作者が考えた世界感は現在から見ても未来。そして、一番嘆かわしい事は、この時点で、少子高齢化だったと言う事だ。そして、厚生省は厚生労働省に変わり、防衛庁が防衛省になったと言う事だ。つまり、良い悪いは兎も角、平和に暮らそうとする者にとっては、行政が退化していると言う事を記憶しておきたい。2053年も同じ問題で日本は迷走しているのだろうか?
このアニメを見て『馬鹿が戦車でやってくる』と『ハウルの城』を思い出した。
『ガンダム』と言うよりも『パトレイバー』それと『甲殻機動隊』
超元祖は『メアリー・シェリー』の『フランケンシュタイン』だね。
3回目位の鑑賞になる。でも、最後しか覚えていなかった。
『直ぐに、またお会いできますからね♥』
SFっぽいタイトルながら身近なテーマ
小子高齢化の現在からすればあり得るかも知れない物語で身近な話として見れた。正直あのベットを見てるとMGS3クリア直後ってのもあってシャゴホッドとしか思えなかった…。個人的にはおじいちゃんの為にと頑張るおばあちゃん(Z)が一番頑張ってたと思う。最後まで目が離せないし結構泣ける。
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