ルパン三世 念力珍作戦のレビュー・感想・評価
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どうせなら田中邦衛をルパンに・・・
ルパン三世シリーズ唯一の実写映画(当時)だがアニメ版とは比べ物にならないくらいのユルユルムービー。クレージーキャッツやコント55号の映画と変わりない・・・と思って調べると、坪島監督はクレージーシリーズの監督さんだったか(笑)。
音楽もおっとりしていて、序盤の生い立ち紹介シーンでは「母に捧げるバラード」が使われているもんなぁ。途中で見るのをやめようとも思ったが、峰役の江崎英子や次元役の田中邦衛が妙にはまってきて、ついつい最後まで。銭形警部役の伊東四朗はいつも通りの演技なのでイマイチだったし、石川五右衛門は出てこない。しかし、お色気場面も期待しつつ・・・
いろんな映画やバラエティのパクリが感じられるけど、挙げたらキリがなさそう。基本的にはチャップリンの影響があるような気もする。
ルパン三世 邦衛の次元はやばいぜ
企画赤塚不二夫&中山千夏
ルパン三世の名を借りたナンセンスなコメディー映画
かなり昔の作品で映画館では当然観る事ができなかった
カリオストロの城やニューシネマパラダイスやローマの休日のように時が経ってもなおたびたびリバイバル上映されるような永遠の名作ではない
ツタヤでもゲオでもサンホームビデオですらない個人経営のレンタルビデオ屋さんにこれが置いていた
当時はレンタル開始されて間もない頃だった
15年前ならあまりの衝撃で星0.5だがこの年で改めて観るとそれほど酷くはない
ルパン三世として観ると頭にくるわけで70年代のコメディー映画として観るならまずまずといったところだ
最近の作品ではなかなか観たことがない演出が散見
漫画チック
視聴率的には失敗に終わったアニメ第1シリーズと国民的アニメになった第2シリーズの間の時期に作られた実写映画
そういうこともあり小栗旬版ルパン三世とは事情が全く違う
こっちのルパン三世は原作もアニメもリスペクトなんて微塵も感じない
アニメが迷走して失敗したから今度は大人向けの自由な実写映画を作ったらどうかと制作されたのかもしれない
やっぱりアニメだよねって結論が出たターニングポイントが念力珍作戦
タイトルは念力だが内容は全く念力的要素がない
70年代ならではの適当さ
エロいが女性のヌードは一切ない
コント55号が野球拳をやる番組と同じ程度のエロ
健全である
モノクロの無声映画を彷彿させるほのぼのとしたBGMが印象的
こうしてみると田中邦衛演じる次元大介も酷かったが伊東四朗演じる銭形警部も相当酷い
たしかに酷いがあまりのハッスルぶりにこれはこれでいいかなと思えてしまう
喜劇人伊東四朗に脱帽
彼の大健闘だけで星一つプラス
いくら小栗旬版ルパン三世に不満があるとはいえだからといってこの作品に星3つ以上はヒステリックで上底評価
客観的に冷静な判定をすると必然的に星2つ以下が妥当
これが本当に星3つ以上の作品だというなら五右衛門が登場する続編が製作されているはずだ
これっきりということはつまりそういうことなんだ
いつのまにか終わってしまうがルパン三世ならではの見せ場は全くない
ハードボイルドが足りない
カッコよくない
ダサイ
駄作である
異論は認めない
あと「首実験」などという言葉があることを初めて知った作品でもある
意外や意外
思ったより面白かったです。
ここまでつきぬけてるならまぁありかな。
地味にルパンらしさもあるしね。ギャグの方だけだけどw
でもそこまで、期待しちゃ駄目w
かっこいいシーンとかはないし、色々とひどいしねw
あくまで、思ったより、ですから。
最高
小栗旬の実写版のルパン三世より断然面白い。(小栗旬のルパン三世は未視聴)
ルパン三世をここまで突き抜けた馬鹿映画にしてしまうとは驚きだ。物語はルパン三世である必要もないし、ご都合主義な展開がほとんどで、普通に考えたら寝るか怒るかのどちらかだが、そういうお話だと考えるととても面白い。映画として、ではなく。
すごく表層的なイメージとしてのギャグ漫画感を、実写との折り合いや辻褄などを考えず惜しげも無く演出している。そこが底なしに馬鹿らしく、愛らしい。タイトルからしても、もうすでに本作の雰囲気を醸し出している。本編を見たらわかる通り、念力は本編では関係ない。登場人物がとってつけたように念力が念力がと言っているだけで、とくに意味はないのだ。
だが素直に喜べるところもある。
峰不二子と次元が、驚くほどぴったりなのだ。峰不二子はちゃんとエロい。次元は馬鹿だが、時折ものすごく格好よく見える。それらは素直に映画的な魅力である。
ただ、最後に苦言めいたことを言うならば、この内容だと少し82分でも長く感じた。もっとタイトな時間でもいい位だと思った。
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