「活きのいいルパンたち」ルパン三世 風魔一族の陰謀 N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
活きのいいルパンたち
声優陣がごっそり変更されている、うわさの1本。
ついに観ることとなったが、まったくもって違和感なかった。
けっこう叩かれたと聞くが、何がどうだったのだろう。謎だ。
「複製人間」「カリオストロ」に続く劇場アニメらしい。
本編はふんだんに定番のシーン、セリフを盛り込み、大いに「カリオストロ」を意識したと思われる箇所が目についた。
たとえば「カリオストロ」調を期待して観た場合、ハズレではないだろうが、あまりに前作を踏襲し過ぎてややオリジナリティーに欠けるところが物足りなく感じた。
ただし、作画、アニメーションが秀逸。古さは否めないが、キャラクターの動きの躍動感がハンパない。さりげない動作もシャレてスマートで、CGやらモーションキャプチャーの存在を疑う仕上がりだった。
ゆえに物語を追うよりも、縦横無尽と駆け巡る活きのいい彼らを愛でる作品だと感じている。
カリ城ではヨーロッパ調だったからか、こちらはゴリゴリ和風で対抗。城は城でも城違い。山道、がけっぷちのカースタントは目指せカリ城越えだったのでは?
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