ラヂオの時間のレビュー・感想・評価
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三谷監督かわってないね
三谷幸喜の監督デビュー作。
ラジオ番組を舞台にしたシチュエーションコメディ。密室的な感じと役者がずらりと出てくるの昔から変わらないですね。(時間が経ってキャストを見る楽しさが増加してる)
展開とかハプニングにリアリティはないので筋書きを楽しむ映画かな。その辺も好みがはっきり別れる作風でしょう。自分には“まずまず”といったとこでした。
本日のラジオ・ドラマは、一大スペクタクル・メロドラマ『運命の女』です
思い出しレビュー4本目。
『ラヂオの時間』
平凡な主婦が書いたメロドラマの脚本が生放送のラジオ・ドラマに採用される事に。が、キャストのワガママで設定がどんどん変更され、メロドラマがSFスペクタクルに…!? 果たして、ラジオ・ドラマ『運命の女』は最後まで放送されるのか…?
三谷幸喜の舞台劇を、自ら監督・脚色した劇場デビュー作。
やっぱりこれは面白い! いつ見ても面白いんじゃないかな。
この時映画監督としては新人だが、舞台での経験は何度もあるので、熟練された職人のよう。
勿論、笑いに関してはプロ。
今や映画監督としてもヒットメーカーになり、ベテランの風格さえ漂わせてきたというのに、いつぞやのSFコメディ映画は…。
元々舞台劇なのでワン・シチュエーション。
それでいて、ノンストップ、最後までどうなるか分からない!
事の発端は、一人のキャストのワガママ。それで他のキャストもワガママ言うようになっちゃって…。
熱海を舞台にした主婦と漁師のメロドラマ。それが、
舞台はシカゴとなり、登場人物もアメリカ人の女弁護士とパイロットに…!
それでも放送しながら何とか辻褄合わせていたが、展開上の問題が次から次に…。
一体、どういう結末になるのー??
プロフェッショナルなディレクター、自分の脚本がどんどん変更されオロオロする主婦、イエスマンのプロデューサー。
一癖も二癖もあるキャスト。
演じた役柄も演者も、愉快愉快。
ドラマの窮地を救ったのは…、まあ言うまでもない。
藤村俊二演じる守衛さんが、実はまさかの伝説の○○さん。
こういう小ネタも利いていて、本作は単なるドタバタ・コメディじゃなく、大いなるスタッフ讃歌なのかもしれない。
何とか放送を無事終えた世紀のメロドラマ・スペクタクル『運命の女』。
こんなの誰も聞いてねーよと思ったら、感動して駆け込んできたトラックの運ちゃんが、今や世界のアノ人。
ここら辺、今見ると笑える。
別に三谷は初期の頃の作品の方が面白かったとまでは言わない。
たまたまあのSFコメディがコケただけだ。
きっとまた、観客を笑わせてくれる作品を作ってくれるだろう。
そしてまたこういう、優れた良質のコメディが見たい。
作品に勢いを感じる映画デビュー作
●イライラするけど悪くない
いらいらするばかり、ちっとも笑えなかった
総合40点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:40点|ビジュアル:65点|音楽:65点 )
皮肉を利かせた展開の速い喜劇といったところだけど、我侭な俳優やいいかげんな局の従業員の行動といった、芸能界の裏側の描き方が典型的すぎてくだらない。演出も映画というより舞台演劇のようで動きが無いし、それを濃縮して時間ぎりぎりで素早く展開していくのが忙しく感じて、観ていて落ち着かないし、登場人物の出鱈目さには笑えるというよりもひたすらいらいらしてくる。これで最期はうまくまとめて帳尻を合わせたといっても、内容がくだらなすぎて後味すっきりとは思えない。三谷作品の「清須会議」「ステキな金縛り」を楽しめたのでこちらも観てみたが、全然笑えなかったし残念ながら趣味に合わなかった。
完璧じゃないけどかっこいい大人たち
じわじわ
スカッ!とできます。
声を出して笑っちゃいました。
憂うつな時や、ちょっと嫌な気分の時など、
見終わった後にはケロッと忘れられるような作品でした。
また、さすが三谷さん。
人間模様や人生の喜怒哀楽を、とても上手に表現されており、
ただただ笑えるだけなく、慌しい日常の中忘れがちな、
心の奥底にあった感情を思い起こさせてもらえたという感じです。
また近日の作品を期待したいところです。
JOPP 1602KHz
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