「衝撃の作品、戦争の悲惨さを知らなければならない作品」ゆきゆきて、神軍 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
衝撃の作品、戦争の悲惨さを知らなければならない作品
1987年の話題作だから、今から二十年以上も前の作品。ユーロスペースでの興行記録を未だに持っていると、原監督は豪語していました。噂だけは聞いていましたが、とうとう観てしまい、こんな恐ろしい映画があるのだということを再認識しました。今までドキュメントは取っ付き辛いと思っていましたが、今まで見たドキュメントが取っ付き辛かっただけで、がつんと鷲掴みにされ、引きずり回された驚愕の122分でした。この作品の3分の1ぐらいは、目をつぶり考え込まされていました。この作品自体の良し悪しは避けますが、日本の歴史の一面に大岡昇平さんが書いた「野火」のような歴史的な事実があり、それを知る事が平和な日本を築いていく事なんだろうと思い、この重い作品の紹介をしてしまいました。
DVDは発売しているそうです、覚悟して、でも是非、観てください。
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