殺人遊戯のレビュー・感想・評価
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暴力団、頭山会と花井組からそれぞれ相手の組長を暗殺する依頼を受けた鳴海昌平(松田優作)が活躍するストーリー。
動画配信で映画「殺人遊戯」を見た。
劇場公開日:1978年12月2日
1978年製作/92分/日本
配給:東映
松田優作
中島ゆたか
佐藤蛾次郎
阿藤海
竹田かほり
佐藤慶
絵沢萠子
村川透監督
44年前の作品。
第1作 - 『最も危険な遊戯』(1978年)
第2作 - 『殺人遊戯』(1978年)
第3作 - 『処刑遊戯』(1979年)
松田優作の遊戯シリーズ3作品のうちこの2作目だけは未見だった。
暴力団、頭山会と花井組からそれぞれ相手の組長を暗殺する依頼を受けた鳴海昌平(松田優作)が活躍するストーリー。
音楽が「ルパン三世」そっくりだと思ったら、大野雄二だった。
納得。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
ヒロインの美沙子役のが中島ゆたかが特に素晴らしい
これは面白い!
遊戯シリーズ三作の中で一番だと思う
本作は1978年12月公開
序盤のぼったくりキャバレーで流れていた歌謡曲は「迷い道」
1977年11月発売、翌1978年春にかけての渡辺真知子の大ヒット曲だ
エピローグの渋谷道頓堀の安キャバレーで流れている曲は同年10月公開の角川映画「野生の証明」の主題歌「戦士の休息」
町田義人のシングルで同年8月発売
とかとかいろいろと時節ネタを他にも気が付かない程度だがパラパラと入れてある
それには理由がある
1978年7月京都京阪三条駅前の高級クラブ「ベラミ」で大事件が発生したからだ
山口組の田岡組長がその店内で狙撃され全治2カ月の重傷を負った事件だ
犯人の名前は鳴海清
本作の主人公は鳴海昌平
名前だけのことだが、なんという偶然の一致だろう
村川監督も松田優作も仰天したに違いない
早速それを本作の一流クラブ「アラビカ」の襲撃シーンとして取り入れられている
襲撃犯も鳴海清を思わせるような設定になっている
しかしビビるものがあるのだろう
というのも、その犯人鳴海清はどうなったか?
事件の約2ヵ月後、彼の惨殺死体が六甲山中で発見されるのだ
だから時節ネタですよと過剰なくらいエキスキューズしている訳だ
いずれにしてもこのシーンには当時の観客も度肝を抜かれたに違いない
後半、リンチにあって主人公は喉を殴られて声が出なくなる
これはクライマックスにおいて主人公にセリフを一言も話さない演出をしたいがための工夫
前半に比べ後半は格段にシリアスさが増した見事な演出でした
ヒロインの美沙子役のが中島ゆたかが特に素晴らしい
前作のヒロインの不満が全て解消されている
美しくミステリアスで、大人の女の色香が濃厚にある
演技も上手い
彼女で本作はより引き締まった
キスしながら殺されるシーンは印象に残る名シーンだ
冒頭の暗殺シーンで主人公は秘書の美沙子に44マグナムで脅して案内をさせるのだが、よく見ると実は忍び込んだとき彼女とうなずきあっているのだ
つまりその前に彼女と主人公には男女の関係があり、暗殺の手引きをさせたという設定になっている
主人公が彼女を殺さなかった理由はそれだ
この冒頭とクライマックスの殺害シーンがつながっていることに気がつくとより心に残るシーンになる
ゴキブリ用心棒 俺が裁く!!
遊戯シリーズ2作目。1978年の作品。
とは言っても鳴海が主人公なのは同じだが、話には繋がりナシ。
暴力会会長を殺害し、目撃者の秘書・美沙子を見逃した後、国外へ逃亡した鳴海。
5年ぶりに日本に舞い戻って来た。
海の向こうから船に乗って、麦わら帽子にポロシャツ姿で。
まるで、○○王に俺はなる!
が、殺し屋王とは程遠く、
バーで10倍の飲み代をタカられる。
舎弟と今では訴えられそうなやり過ぎ債権回収仕事。
序盤は前作以上にコミカル要素増し。
伝説の殺し屋だって日々の暮らしは大変なんスよ…。
そんな中美沙子と再会した事から、ムード漂うハードボイルド・アクション・ロマンの世界へ足を再び踏み入れる事に…。
彼女は高級クラブを経営するママで、関東随一の暴力会会長の愛人に。
その会長から2000万円である仕事が。舎弟組が最近のしあがって来たが、バックに関西の巨大暴力会が居て手を出せなかった。が、クラブで会長が襲撃された事から抗争に発展。組長の殺しを依頼する。
鳴海は組長にも接触。2000万円で会長殺しを提案する…。
大まかな設定は『用心棒』みたい。
二大暴力団の懐に潜り込み、共倒れ。
漁夫の利を得る。
飄々として、計算高い。
敵に捕まり、リンチ。命の危機も。
自分のみならず、周囲の者にも奴らの手が及ぶ。
怒り爆発。
俺の44マグナムが火を吹く!
本作もハードボイルド・アクションの世界観と松田優作の魅力たっぷり。
前作は主にそれ推しだった気がするが、勿論本作もそうではありつつ、脇も光った。
悪徳会長がハマる佐藤慶、舎弟役の阿藤海、そして美沙子役の中島ゆたか。
中島ゆたかの美貌と色気。
本作は男と女の哀しいラブストーリーでもあった。
にしても本作、仮タイトルのままでなくて良かった…。
だって、その仮タイトルというのが…
(レビュータイトルです)
阿藤海いい味出してる
遊戯シリーズ2作目78年。
今回はややコメディタッチ強めで登場の鳴海昌平。ランニング姿に丸サングラス、麦わら帽子の優作だ。時代を代表する美女・中島ゆたか出演。
中盤以降の展開がやや退屈。でも嫌いになれない、ラストの抜け方がいいので。和製ハードボイルドは気軽に見るくらいのがいいですな。
退屈だった
見ていると飽きて眠くなってしまうため、何日も掛かってようやく見終えた。なのでストーリーはよく分からなかった。松田優作の銃が大きすぎる。アクションシーンは全くスリルを感じられなかった。
松田優作の熱狂に全く乗れなかったのは『家族ゲーム』以外の映画があんまり面白くなかったせいではないだろうか。
前作の方が面白かった!!
前作「最も危険な遊戯」が面白かったので観てみましたが、脚本家が変わってしまって(主に主人公の台詞ですが)軽快なユーモアが無くなってしまってがっかりです。バイオレンスとエロスのバランスが良かったのに、エロスも無くなった(前作と違って隠しまくりで不自然なベッドシーンのみ)ので制作方針が変わったのでしょう。同じ年に作られたのに、特徴のない映画になってしまって残念です。
44マグナムを使う殺し屋@2千万
5年経ったらシブい殺し屋が釣りキチ三平に。
トラック野郎はヤダとか野生の証明観に行かないととか。
蛾次郎に向こう脛蹴られ続ける松田優作。ここでもパパが@三下
中盤のバーでロックグラスを滑らせるシーン
訛った体を鍛え直すBGMはルパン三世のテーマアレンジ?
松田優作の挿入歌はちょっと湿っぽい
裸にショルダーホルスター
部屋とラストシーンにビーフィータージン
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