劇場公開日 1954年1月15日

「原作の根底にある戦争文学の要素を抜き去った中途半端な映画化」山の音 徒然草枕さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0原作の根底にある戦争文学の要素を抜き去った中途半端な映画化

2022年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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徒然草枕
KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2023年8月16日

 徒然草枕さんへ
レビュー内容に加え、更に詳しく原作を踏まえた解説を頂き、本当にありがとうございました。
正直なところ、“性悪的な血筋の系図”の言葉には言い過ぎかなあと、その選択には随分と悩みました。
ただ、人生においては、どんなに湧き上がる感情であっても、簡単に行動したり口にはしないで、一度立ち止まったりぐっとのみ込むすべが大切で、しいては平和な社会を司る大切な要素かとの思いから辛辣な表現を選択してしまいました。
更には、父の息子の嫁への感情についての川端の表現についても教えて頂き、大変参考になりました。
また、この“映画.com”で色々と教えて頂きたく、今後とも宜しくお願いいたします。

KENZO一級建築士事務所