「健さんと自衛隊との戦闘場面は無理がある」野性の証明 ねこたまさんの映画レビュー(感想・評価)
健さんと自衛隊との戦闘場面は無理がある
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かなり以前にテレビ放送で観たのだけれど。
改めて映画館で観て、こんな映画だったかな?と思いました。
角川春樹さんの妄想と森村誠一さんの妄想が盛り沢山。
撮影のスケールは大きいけれど、物語としては陳腐だと思いました。
子どもの時は、凄いな凄いなと思ってたのだけれど。
薬師丸ひろ子さんは、流石に可愛いいし、やはり才能はあったんだな、と思います。
音楽監督が大野雄二さんで、アニメ「新ルパン三世」のテイストの音楽がずっと続くから、気分的にズッコケます。使いまわしって感じましたね。
時代的にも作品的にも、自衛隊から全く協力を得られない中で、良く作った映画だとは思いました。
ハリボテの戦車の爆発は、哀しいものがあるけれど。
原作を読んだけれど、高倉健さんと自衛隊との戦闘場面はやっぱり無理があると思います。
健さんの見せ場を作るためなのでしょう。
そういう点では、この映画は、健の存在で歪んでしまった点もあると感じました。
健さんが悪いとは思わないけれど。
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