劇場公開日 1978年10月7日

野性の証明のレビュー・感想・評価

全26件中、1~20件目を表示

3.0薬師丸ひろ子の可憐な存在感

2017年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

高倉健や松方弘樹など、名だたる大スター出演で、海外ロケで大規模なアクションも敢行した、角川映画の意欲作。薬師丸ひろ子のデビュー作で、骨太な男たちの中で可憐な存在感が光る。
元自衛隊の特殊部隊が殺人事件に巻き込まれた少女を引き取り育てるのだが、そのうち不穏な事件の影が忍び寄る。
脚本は荒っぽい部分もあるが、角川映画らしい迫力があって見応えはある。大野雄二の音楽も効いている。自衛隊、ミステリー、超能力要素といろいろ詰め込んで荒唐無稽の感はあるが、なぜか目が離せないエネルギーがある。
ヘリや戦車を動員したクライマックスの撮影は、カリフォルニアで行われたそうで、当時の日本映画としては破格のスケール。自衛隊の実機とは違うモデルではあるがその辺はご愛嬌。
主題歌の戦士の休息の痛切なメロディーが泣ける。

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杉本穂高

4.0角川映画第三段

2025年5月2日
PCから投稿

大きな話題になった「人間の証明」は話題倒れだった感がありますが、こちらの方が荒唐無稽ではあるものの娯楽作としてのツボを押せています。
ただ高倉先輩よりもっとハマる人がいるような気がします。薬師丸君は凄まじい人気でしたが、AKBなんかに繋がる日本人のロリコン好きの頂点でした。
松方先輩、夏木先輩など如何にも東映らしい男優がゾロゾロ出てきて楽しいですね。

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越後屋

5.0本作がデビュー作とは思えない薬師丸ひろ子氏の演技力と人を惹きつける瞳の輝きの美しさ、透明な存在感はまさに奇跡的なキャスティング。

2025年4月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

新文芸坐さんにて「完全版 最後の角川春樹」出版記念『日本映画変革の時代・スペクタクル』(2025年4月14日~24日)と題した特集上映。本日2本目は『野性の証明』。

『野性の証明』(1978/143分)
前年の『人間の証明』(1977)をさらに上回る超スペクタクル大作。
血縁のない父娘の親子愛を主軸に前半は集落の集団殺人事件と地方都市を支配するコングロマリットの巨悪な不正を暴く社会派ミステリー、そして後半は自衛隊の特殊部隊や戦車部隊に立ち向かう一大スペクタクルアクションに広がる壮大なストーリーが実に1本で3本分ぐらいの贅沢な内容。

中野良子氏、夏木勲氏、三國連太郎氏、松方弘樹氏、丹波哲郎氏、ハナ肇氏、梅宮辰夫氏と主役級の豪華キャスティングも見どころですが、歴代最高の自衛隊特殊工作隊員という難役を圧倒的なスターの輝きと鍛え抜かれた体躯とキレのある動きで観客を納得させる高倉健氏、そして本作がデビュー作とは思えない薬師丸ひろ子氏の演技力と人を惹きつける瞳の輝きの美しさ、透明な存在感はまさに奇跡的なキャスティング。公開から50年近く経過しても彼女の衝撃的なデビューに匹敵する女優さんは思い当たりませんね。

前半の社会派ミステリーだけでも十分お釣りが来る内容ですが、後半の特殊レンジャー部隊の精鋭22名との死闘、カルフォルニアで撮影された実際の戦車やヘリコプターに立ち向かう味沢岳史(演:高倉健氏)はまさに時代を先取りした『ランボー』、画面に映し出される戦車、ヘリコプターも実物でミニチュア感はまるでなくハリウッド超大作と遜色がない大迫力ですね。

養娘・長井頼子(演:薬師丸ひろ子氏)の死の悲しみを抱きつつ、彼女を抱え数百の敵兵、戦車部隊に単身ピストル一丁で立ち向かうシーンで終わり、味沢の結末を描かないラストは高倉健氏の放つ存在感も相まって実に痺れます。
『プライベート・ライアン』(1998)のトム・ハンクス演じるジョン・H・ミラー大尉のラストも単身ドイツ軍の戦車にピストル一丁で立ち向かいグッときましたね。

またラストシーンに流れる町田義人氏の『戦士の休息』も実に心に響く、これ以上ない名曲。
『人間の証明』同様、初期の角川映画は音楽の使い方が実に効果的で相乗効果を産んでいますね。

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矢萩久登

1.5健さんと自衛隊との戦闘場面は無理がある

2025年4月18日
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鑑賞方法:映画館

カワイイ

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ねこたま

2.0ワイルドな角川映画

2024年11月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

今から46年前の作品で、最近BSで放送されたものを録画していたので、日本語字幕を付けて視聴しました。

終始シリアスな作品です。
主演は高倉健さん。不思議な能力がある少女を薬師丸ひろ子さんが演じました。他にも有名な俳優が沢山出演していました。
雑な出血シーンが多いのですが、戦車も登場してスケールは大きめです。

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どん・Giovanni

2.50162 わざわざ映画にする必要あんのか?

2024年8月21日
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鑑賞方法:映画館

1978年公開
高倉健、薬師丸ひろ子、レイモンド・チャンドラー
ネバーギブアップ
とりあえずひっくるめて凄いぞー
と宣伝されるも観に行く価値ないなあ~
行っとるやんけ!
薬師丸ひろ子は全くそそらなく見事に大根。
結局素晴らしいのは音楽だけ。
タイトルバック「野生の序曲」
主題歌「戦士の休息」はそれぞれいい感じ。
さすが大野雄二。
森村誠一の原作も緊張感がずっと続き読み応えあるが
よくよく考えるとあり得ない設定で最終的には
日本を陥れているし、調子に乗って書かれた満州での
出来事は全くエビデンスがなく政治的に利用され、
その後日本人を苦しめることになる。
50点
初鑑賞 1978年11月2日 三番街シネマ3
パンフ購入

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NWFchamp1973

1.5ほぼ聴いてただけなのでメモ程度_φ(・_・

2021年7月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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さな

2.5時代を感じました

2021年6月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

可憐な薬師丸ひろ子に美しき中野良子。
内容はまぁ、特筆無しでした。
それなりに楽しめました。

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tuna

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2021年5月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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省二

0.5佐藤純彌

2021年5月16日
スマートフォンから投稿

という人は本当に才能のない人。70年代80年代にどうしようもない駄作を連発した人。邦画はつまらない、映画といえば洋画と日本人がなってしまった理由の一端を担った監督。箸にも棒にもかからない駄作を連発しても映画を撮らせたバックは何なのだろう。現代においても山崎貴という人がいて幼稚な駄作を連発しているが、なぜか評価されたりして、またメガホンをとったりしている。高倉健をはじめとした名優を見てるだけで映画っぽさは出てるけど、ひどいものはひどいと言いましょう。

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ブロディー署長

3.0森村誠一の証明シリーズ

2021年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

村人がほとんど殺された事件で、一人の少女(薬師丸ひろ子)が生き残っていた。
この少女は一部の記憶を失っており、自衛隊OBの主人公(高倉健)の養女になった。
地方の街を牛耳っている企業の不正を暴こうとしている女性記者(中野良子)が居た。
自衛隊を悪役にし、日本映画では珍しいアクション大作で、公開時は薬師丸ひろ子の可愛さも楽しんだ。

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いやよセブン

3.0薬師丸はこの三年後に機関銃を持つ。

2021年2月8日
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健サン他昭和濃い顔怪優総出演、自衛隊ヘリ戦車大爆破、角川の偏執商業映画狂。
この全てを容易く掻っ攫う原石超絶美少女たる薬師丸ひろ子の野生が証明された瞬間。
激演重鎮の中に我流ナチュラル演で孤高の薬師丸はこのたった三年後に機関銃を持ったのか。
昭和映画の幸福な奇跡に泣いた。

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きねまっきい

3.0感想 ①めっちゃ金かかってんな… ②俳優さんたちの凄みが凄い ③結...

2020年6月29日
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感想
①めっちゃ金かかってんな…
②俳優さんたちの凄みが凄い
③結局どうなったの…?
④長い。
⑤でもなんかわからんけど面白かった。

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Miwako

3.0高倉健でなければ最後まで観るのも辛い

2019年11月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

正直、ひどい映画だった
角川映画第三作
予算が掛けられて米本土での米軍訓練所でのロケによるそれまでの日本映画にないスケールのアクションシーンを撮ったというのは評価したい
そこに星は2個オマケする
だがそのアクションシーンも含め内容は酷い

人間の條件の戦争シーンの方が遥かに考証も迫力もスケールもスペクタクルの域にある
本作は実力もないものが背伸びして撮った映像というのが画面そのものにでており、観ている方が恥ずかしい

高倉健が主演でなければ最後まで観るのも辛い
薬師丸ひろ子のデビュー作だが、演技といえるほどのものはまだなにもない

脚本もプロットは出鱈目、しかも無駄に長い、演出も情緒に流されるものばかりでしらける
良いのは町田義人の主題歌のみ
それも終盤にわずかに流れるのみ

メディアミックスと大量のTVCMを投入したマーケティング戦略の成功だ
この内容でもヒットする時代だったのだ

ただ1982年のランボーと基本構造は似てるのは面白いと感じた

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あき240

3.5ザ・高倉健。 特殊工作員、街を牛耳る権力者、まさに昭和の構図。今の...

2019年6月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

ザ・高倉健。
特殊工作員、街を牛耳る権力者、まさに昭和の構図。今の人からはアホ扱いされそうなありえない展開。しかし健さんだからもう超絶カッコいい。
殺戮シーンとかもう今では絶対許されぬシーンの連続です。
これ、自衛隊のイメージがかなり悪くなるんじゃ…一切の協力も得られなかった模様、納得。
昭和の総決算的豪華キャスト、見るだけで価値あり。みんなカッコいいんだよなぁ。
主題歌「戦士の休息」もいい曲、私のおはこです(笑)

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はむひろみ

3.0そうそうたる役者陣

2019年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

そうそうたる顔ぶれ。昔1回観たと思うのだけど、記憶から抜け落ちているので再視聴。ストーリーや描写が雑で雑で気になるんだけど、前半は複雑な人物関係、後半は3人でのアクションと、それなりに引っ張られた。あの独特の濃い空気感の中で、薬師丸ひろ子は一服の清涼剤なのか、それとも違和感なのか、まだ評価に苦しむところ。健さんは健さんでやはりよい。

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まこべえ

3.5薬師丸ひろ子を世に広めた迷作

2018年12月1日
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突っ込み所満載で内容はどうでもよい作品だ。しかし、高倉健をはじめ大御所俳優が多く出演する中で、当時、中学生だった薬師丸ひろ子を世に知らしめた作品として語り継がれる映画。一度は見るべきだと思う。特にラストの死に際の涙を誘う演技は、この後の大活躍を予感させる名シーンだと思う。町田義人が歌う主題歌は名作です。

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ミネルバ250

4.0目覚めよ野性

2018年10月11日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

興奮

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しゅうへい

1.0故人となった役者みるくらいしか見所なし

2018年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

78年の角川映画。
これはなんというか荒唐無稽な漫画みたいな映画。

邦画低迷期に話題性優先で一発ぶち上げようと考えた角川サンは当時としては野心的で先鋭的な存在だったのでしょう。しかし今観て見ると…。

雑すぎる脚本。サスペンスと呼べないないレベルのチープな筋立て。演出もなんというかザックリ感(佐藤純彌だし)。はっきり言って酷い。当時観て心打たれた人には大切な記憶かもしれませんが…。

高倉健と薬師丸ひろ子の魅力におんぶにだっこの中身なし映画。角川大作映画の典型で映画史的に改めて見る価値はゼロですね。

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散歩男

4.5男の子の憧れ

2017年9月17日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

三十うん年振りに見て感じたのは、子供の頃この映画を観たことによって、大げさでなく自分の人生がいかに影響を受けていたかということ。

初めて観た時の、イントロの特殊工作隊訓練シーンが強烈でした。昔はビデオデッキもDVDも無かったので、頭の中で何度も場面を反芻したり、絵を描いたりして。

山岳地帯で生き残るための強靭な体力、精神力、読図やルートファインディング等のナビゲーション能力、水や食料の調達法、接近戦での格闘能力、射撃、トラップ、特殊車両の操縦、通信技術、医療技術・救急法、そしてそれらを駆使して愛する者を守り抜こうとする男の器量。

今見ると、映画作品としては脚本といい、演出といい、無理な設定といいツッコミどころ満載なのですが、自分にとっては人生の原点のひとつだったんだなあ〜と改めて気付かされました。

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wakom14702
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