「仁義なき戦い・天下騒乱篇」柳生一族の陰謀 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
仁義なき戦い・天下騒乱篇
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Huluで鑑賞。
東宝や角川映画の大作映画に押され気味だった東映が、社の威信を賭けて放った豪華絢爛なオールスター時代劇超大作。
下火だった時代劇を復興し、加えてネタ切れ状態だった実録やくざ映画路線のエッセンスを注入した異色作となりました。
萬屋錦之介、千葉真一、丹波哲郎、松方弘樹、真田広之、志穂美悦子の他、深作欣二監督作品の常連やピラニア軍団、東映実録路線に出演していた俳優たちがこぞって参加。徳川幕府第三代将軍の座を巡る仁義なき戦いが繰り広げられました。
世継ぎを巡る争いはまさにやくざの抗争そのものでした。それぞれの派閥の思惑が交錯し、策謀と裏切り、人の命を命とも思わぬ戦いに多くの血が流されました。さらにクライマックスにはまさかのどんでん返しが。新年早々衝撃でした。
史実を曲げて決着をつけると云うフィクションの極地を行くこの手法、めちゃくちゃクエンティン・タランティーノっぽいなと思いました。もしかしてタラちゃん、本作観たことあったりして?そして大好きだったりして?
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