「95年公開なのに今も全く色褪せないクオリティに驚愕」MEMORIES ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
95年公開なのに今も全く色褪せないクオリティに驚愕
95年にリアルタイムで鑑賞したが、「最臭兵器」以外はほぼ記憶になかった。
今の自分が観たらどんな感想を持つのだろうとの興味から30年ぶりに鑑賞した。
「彼女の想いで…」
もはやSFホラーと呼んでも過言ではないほど、SF×AI×ホラーテイストで、
あらためて実写で制作いただきたいくらい、実写観たい作品。
宇宙船の中のオペラ劇場のビジュアルの荘厳さには圧倒された。
95年当時でこの発想、おそるべし大友克洋。
「最臭兵器」
コミカルなのだが実は恐ろしくもある、そんな作品。
主人公田中信男の恐るべき鈍感力はおかしくもあり、相対する側に立つと
その無邪気さのなんと恐ろしいことか。ラストはそこが際立っていて面白かった。
このアイディアを思いついた時点で勝ちだと思う。
「大砲の街」
ビジュアルを魅せる作品だと思うが、街そのものが兵器になっていて、
街同士が大砲を撃ち合うという発想がすごいし、現代に置き換えて考えると恐ろしい。
3作ともに共通するのは、”恐怖”。その発想や紡ぎ上げ方が30年前とは思えぬ新鮮さ。
アニメーションの技術にもあらためて感嘆した。
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