「クールジャパン!!」MEMORIES めるさんの映画レビュー(感想・評価)
クールジャパン!!
クールジャパンの筆頭としてアニメ産業があるわけやけど、大友さんは間違いなくアニメ界のトップランナー。AKIRAで世界を驚かせ、実写作品を撮ってもヒット連発。以前、テレビに出ていた際成功の秘訣は挑戦し続けることと語っていたのをふと思い出す。
まさにこの作品も「挑戦」が裏テーマだと感じられる。
3章で構成されている本作。1作品目から度肝抜かれた!
NO1.彼女の想いで
宇宙の彼方。救難信号を察知し、救助に向かうものたち。しかしそこはどこか不気味で…
壮大な宇宙、そして建物の荘厳さ、響き渡る音楽なんだか絵画展を一通り観終わった後の充実感。映画ってはまるとほんま中にいるかのようなそんな不思議な感覚になる時があるけど、この作品もまさにそう。ゾッとする中に美しさを感じる作品。千年女優をなんだか彷彿とさせるなと思っていたら…なんと今敏脚本!!
NO.2最臭兵器
この作品が私的には一番好き!製薬会社に勤務する田中信夫。風邪気味の彼は風邪薬と勘違いしてしまい、とある薬を飲んでしまい…
起こっていることはとても悲惨なんやけど、思わず笑ってしまうまさに負のピタゴラスイッチ。信夫くんがなんとも憎めないキャラクターでとても健気。笑 最後のシーンも思わず笑ってしまった。
NO.3大砲の街
突然テイストが変わり画風も前二作品と比較してもだいぶ違いよりアニメチックなテイスト。説明は少なく、どこかの国と戦争しており大砲を毎日打ち対抗しているディストピア。授業では大砲を打つための技術を教わり、父は毎日大砲準備をしている。どこと戦争してるの?という子どもの言葉が印象的。彼女の想いでと最臭兵器があまりにも濃い作品やったので、この作品で中和された感じ。エンドロールに入る前の演出も本当にオシャレで最高!!
三作品ともスタイリッシュでこれぞクールジャパン!そしてエンドロールのスタッフに驚愕。今敏、菅野洋子、マッドハウス、スタジオジブリ…声優さんはもちろん有名な人ばかりやけどここまで揃うとはほんま日本のアニメ界アベンジャーズ勢揃いやなと感動。ここまでエンドロールまじまじみたのも久々。いや〜ほんま最高やった。日本語でこれを理解できる幸せ。また観たい!
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