「表現を通じて伝えようとする真摯さ」MEMORIES Chuck Finleyさんの映画レビュー(感想・評価)
表現を通じて伝えようとする真摯さ
ちょっと難解だったり唐突な感じを受けやすい、主流のSFアニメ映画とは違った”別枠”感のある作品です。そのため、一般受けとしては多少損をしているかも知れません。
ただ、その時代のスタンダードを凌駕したきれいな映像に巨匠の英智が込められており、一度心の中に受け入れてしまえばなかなか忘れることのできない刹那が集成されています。
とりわけ私としてはレビュータイトル ↑ に挙げた印象を三小品から夫々感じていますが、なかでもその後の人生の中で時折思い出すシーンがこれ
「思い出は、逃げ込む場所じゃない」
その通りですね、でも愛おしくて悲しいです、でもその通りなんです。
人生の過半が思い出になるにつれ、この言葉には感謝しています。
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