母桜
劇場公開日:1960年11月16日
解説
「轢き逃げ族」の星川清司の脚本を、「新夫婦読本 恋愛病患者」の枝川弘が監督した母もの映画。撮影も同じく「新夫婦読本 恋愛病患者」の秋野友宏。
1960年製作/67分/日本
配給:大映
劇場公開日:1960年11月16日
ストーリー
小野田正子は夫の徳造、一人息子の達也、それに姑のすえとの家庭で幸福だった。徳造は市会議員に立候補した。ある日、彼の選挙事務所がオートバイにのったビート族に荒らされた。警察に呼び出された正子は、若い娘にひきあわされた。彼女は夏子といい、正子が腹を痛めた子供だった。夏子は久しぶりの対面にも、「おばさん」としか呼ばなかった。居所も知らせずに現われた恋人らしい男とオートバイにのって行ってしまった。以来、夏子はたびたび正子の前に姿を現わす。達也をオートバイにのせたりした。正子には「本当に私を愛するなら小野田家に入れたら」というのだった。正子は家を捨て、夏子と二人だけで暮そうと決心した。夏子のアパートを訪れた。が、彼女は母親を追い出してしまった。途方にくれる正子の肩を、徳造がやさしく抱いた。徳造は夏子を呼んで来るように言った。が、夏子はいず、達也が夏子らしい娘に連れ出されたという知らせがあった。達也は無事に正子の手に戻ったが、夏子は「今度会うときはきっと--」と言って母の許を去っていった。
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