「青春って、すごく密」耳をすませば(1995) ストレンジラヴ氏さんの映画レビュー(感想・評価)
青春って、すごく密
「よし雫、自分の信じるとおりやってごらん。
でもな…人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。」
「On Your Marks」との同時上映で劇場鑑賞。
劇場鑑賞自体は2015年の公開20周年記念上映以来2度目。
多摩エリアに住む者として、この作品はもう何度観たことか...今更言うこともないのだが、やっぱりジブリはいい。
何度観ても新発見がある。
誰かの言葉を借りるならば、「青春って、すごく密」。
だからこそ置かれた環境がとても重要になる。
歳を取るにつれて、視点が雫や聖司から周囲の大人達に移り行くのを感じる。
何がいいって、地球一周して立花隆の棒読みよ。
加えて室井滋の気怠そうな言い回しよ。
そして小林桂樹の穏やかな佇まいよ。
やっぱり露口茂の気品よ。
思春期は、アプリコットくらいが丁度いい。
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