劇場公開日 1988年4月16日

「清太にアメリカン・ニューシネマ的反骨精神を見た」火垂るの墓(1988) モアイさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 清太にアメリカン・ニューシネマ的反骨精神を見た

2024年8月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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難しい

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モアイ
ひなさんのコメント
2025年8月25日

※こちらに投稿した長過ぎる引用コメントは、自分のコメント欄に引っ越しさせました。

ひな
ひなさんのコメント
2025年8月24日

モアイさま
丁寧なコメント返信、ありがとうございました🙂

早速NHKの特集番組を見ていただいて、うれしいです。高畑勲監督の言葉は、分かったようでよく分からないのですが(笑)、番組ゲストの太田光さんのコメントは深く共感して腑に落ちました。引用すると長いので、もう一つのコメントに書き起こしておきます。

高畑勲監督は、「生きていく力のない子どもを描いた」「10代、20代の人に観てほしい」「もし現代の子どもが清太と同じ時代に生きていたら」とも話しています。

地上波の放送は今夏7年振り、金ローは14回目の放送でした。13回目までの視聴率は20%超え、今年は7%とジブリ特集の他の作品より低くなりました。終戦記念日近くに恒例の地上波放送をしなくなった理由は、ネットでの清太の自己責任論による炎上、という不寛容社会が原因だと聞きました。

昨夜この作品のレビューを全て読みましたが、この映画を何度も観続けているのは3人だけでした。「一度は観た方が良い。二度は観たくない」「最初に観た時はおばさんがひどいと思った。何年も経って観たら清太が悪いと思った」

私の『火垂るの墓』の初見は、幼な過ぎてショックな記憶しかありませんでした。今は「共同体を外れて孤立して自滅した」清太の姿は、国際社会で孤立して敗戦した日本国家に重なります。

正直に言うと、私はジブリ作品に特別な思い入れはありません。今は小学校から高校生くらいの子どもたちが、『鬼滅の刃』を観て素直にポロポロ泣いて、「心」や「命」について考えてくれることに安心しています。

フォローさせていだきました。
これからもよろしくお願いいたします😙

ひな
ひなさんのコメント
2025年8月23日

モアイさま
共感ありがとうございます🙂

モアイさんのレビューを読むと、自分のレビューが薄っぺらで空回っていて、恥ずかしくなりました🤭

8月22日NHK放送の「首都圏情報ネタドリ!戦後80年 いま見つめ直す『火垂るの墓』」。ご興味があれば、NHKプラスで1週間無料配信しています😙

最近の戦争映画の大ヒットと言えば、『あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。』のラノベ、『この世界の片隅に』のほっこり、『永遠の0』のVFX…🙄

『鬼滅の刃』でさえPG12なので、『火垂るの墓』のリアルな描写は、現在のレイティングやポリコレなら、どうなるのだろうと思います🫢

1988年の公開は『となりのトトロ』と2本立てだったので、想像もしなかった映画を観たショックで席から立てなくなってしまった子どもが、私を含めてたくさんいました🥹

レビューに書いてる方が何人もいますが、『火垂るの墓』で兄妹が餓死したのは「清太の自己責任」、そして「一度は観てほしい。二度は観たくない。」😗

ウクライナやガザの子どもたちの戦禍の報道を知りながら、「自己責任」という言葉が出てくるのは、つくづく日本は「平和な島国」だと思い知らされます🥺

「(映画の登場人物が)どうすればよかったのか」ではなく、「(映画を観た私たちが)どうすればいいのか」を考える、戦争映画はそのためにあると思います🤔

でも戦争映画の入口のハードルは低く広く、伝えること、忘れないこと、それでいいと思っています。そう考えて、8月15日にレビューを投稿しました🫡

※長文コメント失礼しました。

ひな
きりんさんのコメント
2025年2月1日

戦争は心も殺すのですね。

きりん