劇場版 ポケットモンスター 結晶塔の帝王のレビュー・感想・評価
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現実を受け入れることも大切
Amazonで久々に鑑賞。
子供の頃はただポケモンのことしか考えていなかったが、大人になって改めて見ると意味深いメッセージ性があっていいなと思いました。
行方不明になった父がいない寂しさから少女ミーの前に沢山のアンノーンが現れます。ミーはアンノーンの力で様々な願いを叶えていきますが、その気持ちに囚われたまま結晶化した屋敷に籠ってしまいます。
そこにサトシ達が現れるもなかなか自分の思い通りになる世界から抜け出すことが出来ないミーは、今の私達が繁栄されているように感じました。
自分の願いに囚われず、現実を受け入れることも大切だというメッセージが伝わってきた良い映画だと思いました。
おうち-281
ピカチュウ「またリザードンに持ってかれた」
なんとなく既視感があると思ったら、『アナ雪』(もちろん本作の公開が前ですが)。
理由の違いはあれど、心に寂しさや不安を抱えた女の子が、閉じ籠って幻の世界観を作り上げるというところ。世界観もさながら、見た目も似ている。
本作は、両親といることが幸せと信じて、理想の家族を作るため、他人の母親を奪うというなかなかのストロングスタイル。
前作、前々作はポケモンと人間の共存をテーマにしていましたが、今作は家族。
幻のお父さんポケモン・エンテイの儚さは、ぐっとくるものが、、、。
ポケモンだいすきヒトカゲだいすきな私ですが、アニメシリーズで一番泣いたのは「はぐれポケモン ヒトカゲ」。
その次は「リザードンのたに!またあうひまで!!」。
そのリザードンが、サトシの窮地を知り、助けるため舞い戻ってくるなんて、、、強くなったね。チコリータに負けてたのに←
やっぱり、サトシのリザードンってめっちゃいいヤツ。
あ、ロケット団もめっちゃいいヤツらだわ。敵とか味方とか関係なく、敵がピンチの時に「自然に手が伸びてた」なんて、すてきやん。
ミーとアンノーンが生み出す理想世界!ポケモンアニメ映画第3作
~ポケモントレーナーみゆきは、88点の経験値をもらった!~
2000年に公開されたポケットモンスターアニメ映画の第3作。
幼き少女ミーと考古学に精通する父親の物語。
ある日、父親が古代文明の探索中に行方不明に。
悲しむミーの願いに応えるように、謎多きポケモン「アンノーン」がミーの理想の世界を創っていきます。
ポケモントレーナーみゆきは、幼き頃は真っすぐな願いを沢山持っていました。
ポケモンが現実にいて欲しい、仮面ライダーになりたい、スーパーサイヤ人になりたい。
思ってみれば、なかなかに純粋な子供でした。
ミーの純粋な想いが生み出す世界に巻き込まれていくサトシたち。
ミーと、ミーの父親と自称する幻のポケモン「エンテイ」とのバトルは、カッコ良くも切なさを感じます。
そんなバトルの中で、サトシのピンチに駆け付けるあのポケモンに心が震えました。
サトシはもしかすると世界で一番命のピンチにあっている10歳かもしれません。
過去2作品で幻のポケモン役を演じた声優界のレジェンド山寺宏一さん。
今回は、ようやく人間である「ミー」の執事「デイビット」役。
執事でも存在感ある声が最高です。
ぜひ観てみてくださいね。
★本作のサトシの”キミにきめた”手持ちポケモン情報★
ピカチュウ、ワニノコ、ヒノアラシ、チコリータ、フシギダネ、ヨルノズク(色違い)
★大好きなポケモンに例えると★
アンノーン
なぜ父親が行方不明になったのか、なぜミーの願いをきくのか全てがアンノーン。
でも、なぜかアンノーンに関するオーキド博士たちの解説が明確で個人的にツボです。
気になるところがいくつか
アマゾンプライムで観賞。
ポケモン映画3作目。前2作がポケモンとの共存、共生がテーマとしてあったが、本作は「家族」がテーマ。確かにポケモンと人間の家族関係、親子関係を描こうとはしている。しかし、少し気になる部分がある。
まず本作のキーパーソンであるエンテイ。ひたすらにミーの望みを叶えようとしているが、結局彼はアンノーンの力によって誕生した幻(作中に出てきたヒメグマやマンタインのような幻)だったわけで、命ある生き物ではない。彼が悩み、葛藤しても幻である以上その感情も作られたものじゃない?と見えてしまう。結局エンテイとミーの擬似親子関係も空虚なものに思えてしまう。
次に母親もエンドロールで登場していたけど、死んだんじゃないのか。入院なのか、再婚して新しい母親なのか。母親について言及されていなかったような…自分の見落としている?
ポケモンについてはリザードンの登場やバトルがかなり力が入っている。炎VS炎の演出も相まってリザードンの戦闘シーンは本作の白眉と言える。
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