「日本海の荒波のよう」北陸代理戦争 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
日本海の荒波のよう
深作欣二監督の実録やくざ路線。1977年製作。
噂には聞いてはいたが、いやぁ~凄い。
バリバリの東映テイストなOPナレーションから始まり、濃くキャラ立ちの面々がゾクゾク登場。常に野生動物の様に揺れてる松方弘樹が怖い怖い。半分狂人だが段々と感情移入してゆくのが深作映画。
役者はみんな魅力的。女優では高橋洋子が光ってたな。鬼っ子スゲエ。吹雪く中での容赦ないバイオレンス描写の画の強さ!!98分という長さやスッと終わるラストもイイ。
とにかく芯があって太く短い。娯楽作として最高のセンスでした。
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