僕らはみんな生きているのレビュー・感想・評価
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神戸震災とオウムが二年後か。
当時以来の念願の再見。
流石U-NEXT。
歴史資料的価値。
93年不況が一時的と思えた頃。
まさか今に続くとは。
地上のモノづくりと金満を
一手に我が国が担う恍惚不安多忙が
永遠に続くと思えた頃。
神戸震災とオウムが2年後か。
真田が02年の清兵衛でツマラナクなる10年前か。
海外でクーデーターに巻き込まれた企業戦士たち、日本への生還を目指すドタバタ喜劇。
1993年公開の作品だが、今回が初めての鑑賞
主人公は建設会社に勤務する高橋(真田広之)
建設工事受注を目指し、タルキスタン(架空の開発途上国)へ出張するが
滞在中にクーデターに巻き込まれる
現地支社の先輩・中井戸(山崎努)とライバル社の社員2人とともに日本行きの救援機に乗るべく、空港を目指す。
というコメディ映画
ゲリラ戦が続く市街地を「私は日本のサラリーマンです」とアピールし脱出
車を海辺で乗り捨て、ジャングルを進む。大蛇に遭遇したり危険な目に遭いながら
道中、反政府軍が現れ、中井戸が拘束される
実は中井戸は政府軍と繋がっていて、道中も無線で連絡を取り合っていた
中井戸を除く3人は無事に空港へ着くが、高橋は「中井戸を助けに行こう」と言い出す
ファミコンを改造した無線機を持って・・・
そんな危険なことは実際にするはず無いのだが
そこが映画のタイトル「僕らはみんな生きている」なのだろう
力を抜いて見るのがちょうど良いコメディ映画だが、所々シリアスな場面がある
昭和生まれの自分はバブル期のサラリーマン話を知っているので
笑いながら、時にはじっくり鑑賞した
日本人はみんなビジネスマン、ではない
主人公(真田広之)は東南アジアの某国へ海外出張するが、滞在中にゲリラによるクーデター騒動に巻き込まれる。
日本人仲間4人で空港まで逃げようとするのだが・・・。
ある意味、当時の日本人の思い上がりを皮肉っている。
地獄の黙示録
カーツ大佐なんて名前を付けているところや、ジャングルを彷徨う当たりが、地獄の黙示録のパロディを観ているみたいでした。経済的に日本が良かった時代の作品なので、日本企業の名前が沢山出てきます。悲しいかな、今ではあり得ませんが、「日本凄い時代」の象徴的作品でした。
何も考えず面白い
山崎努が反政府軍に拉致されてピンチに陥っているのに、どことなく陽気でみんな戦場にいるとは思えない。こういう手っ取り早く笑える作品、最近あんまないなあ。岸部一徳のとぼけたおぼっちゃま育ち感(通信教育で柔道黒帯?)も必見。
日本のサラリーマン魂!
この僕らはみんな生きているは、私が滝田洋二郎監督を好きになったきっかけになった作品です。
あらすじは軍事クーデターで政権が何度も入れ替わるアジアの架空の発展途上国タルキスタンに、日本から真田広之が建設会社サラリーマンとして橋の建設プロジェクトで長期海外出張に行きます。
そこにはライバル社も参加していて
発注を受けるために様々な手を尽くそうとします。
そんな中のワンシーンに印象が残った言葉があります。
「私は日本のサラリーマンです。」
この言葉をタルキスタン語で大声で叫びながら、砲弾の中を歩き回り、日本の技術でファミコンをデジタル盗聴器に改造して
アナログ盗聴器しか持っていない、現地のゲリラと交渉する姿は
我々日本人のサラリーマンだからこそ成せる行動だと思いました。
映画を見ていて、自分が普段仕事をしている中で遭遇するいろんな出来事が投影されているようで、ワクワクします。
日本のサラリーマンには是非見てほしい映画です。
きっと勇気と希望が湧いてきます。
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