べらんめえ芸者

劇場公開日:

解説

美空ひばりのべらんめえシリーズの第三作。「いろは若衆 花駕篭峠」のコンビ笠原良三と笠原和夫の脚本を、「ふたりの休日」の小石栄一が監督し、「べらんめえ探偵娘」の西川庄衛が撮影した。

1959年製作/86分/日本
劇場公開日:1959年12月6日

ストーリー

小春姐さんの親父政五郎は大工の棟梁で昔気質の頑固者である。その政五郎に弟子入りしたいというのが大学出のインテリ健一だ。平和建設社長竹田熊吉の一人息子だが、国際建築博覧会に出品する茶室の設計図の件で、親父と衝突し家を飛出したのである。健一と小春は宴会の席での顔なじみだった。が、政五郎と熊吉はかつての大工仲間だったのだ。政五郎は健一の弟子入りをはねつけた。というのは、以前、小春が呉服商太市郎の息子正雄を預るという条件で、政五郎を平和建設に太市郎を通して就職の依頼をしたのだ。社長風を吹かせる熊吉の態度に政五郎はカンカンだった。しかし、健一はかまわず政五郎の家に居すわった。健一はよく働き、政五郎に気に入られるようになった。小春は健一が好きになったようだ。が、熊吉は小春に健一には関係のあった女がいると言った。小春はうっかりそれを信じ、健一を家から追い出した。--政五郎の作った茶室の雛型が評判になり、ニューヨークの展示会に本建築で出すことに決まった。しかし、設計図を政五郎が宝建設の請負土建業者白木に貸してしまい、その上何者かの手によって雛型が壊されるという事態が持上った。平和建設の競争相手の宝建設があやしい。小春、健一、政五郎らが社長の千田に詰めよっているところへ、刑事が踏みこんだ。破壊作業を宝建設から強制された一人が、自首したのである。これを機に、熊吉と政五郎の仲も円満におさまった。小春と健一の新婚家庭が見られるのも間近いようだ。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0わくわく

2017年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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車寅伍郎

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