兵隊やくざ脱獄のレビュー・感想・評価

いつもに増して有田上等兵がカッコイイ！
誰よりも内地への想いが強い有田上等兵が「珠子だけでも内地へ」と叫び、将校共の階級章を引っ剥がし、庶民をトラックに乗せ、一人敵地に残る姿は最高にカッコイイ！
止める珠子を振り解き有田上等兵の元へ駆け戻る大宮も
最高にカッコイイ！
これぞ男の中の男の生き様だ！

敵前での完全犯罪。
大日本帝国陸軍は悪いやつばかり。中国軍やソ連軍と戦わないで、大日本帝国陸軍は、内戦中！侵略しているようには見えない。
元軍人に聞いたことあるが、こう言った事、本当にあったそうである。もっとも、もうその人は地獄に落ちているので、ゆきゆきて神軍だね。
1945年8月9日 まで、こんな出鱈目な話で表現するんだから最高！
兵隊やくざの中で一番傑作だと思う。

いつもどおり捕まってしまうが、今度は営倉に入れらてしまう。
ラッキーにも釈放されるが、ソ連と対峙する最前線へと行かされる。
いいことといえば途中で知り合った酌婦（小川真由美）だけ。
ソ連の参戦で、どう展開していくのかな。

刑務所を出る理由がふわっとしてるけど、基本的には大満足。
ラストシーン、有田は大宮が戻ってくるかどうか掛けるために、残ったのでは？どうか思うほど、愛情に溢れている。