ブラック・ジャック
劇場公開日:1996年11月30日
解説
医師免許を持たない名医ブラック・ジャックが、新種の病原菌に挑むメディカル・サスペンス・アニメーション。監督は同作品のOVAも手掛けている出崎統。手塚治虫の同名コミックを原作に、「原由子☆眠れぬ夜の小さなお話」の森絵都と出崎が共同で脚本を執筆した。声の出演に「土俵の鬼たち」の大塚明夫や、宝塚出身で、女優のほかにテレビ・アニメ『るろうに剣心』などで声優としても活躍している涼風真世らがあたっている。
1996年製作/93分/日本
原題または英題:Black Jack
配給:松竹
劇場公開日:1996年11月30日
ストーリー
世界中で超人類ブームが起こっていた。従来の人間では考えられない集中力でパワーを発揮する彼らは、オリンピックや芸術の分野で次々に脅威的な活躍をみせる。ところが、実は彼らはある病気に冒されていた。超人類と呼ばれる人たちの入院管理をしているブレーン製薬のジョー・シーゲルから、彼らの体に巣くう病原菌の原因究明と手術を依頼されたブラック・ジャックは、その病原菌が脳下垂体の中に入り込んで、大量のエンドルフィンを分泌させていることを発見する。しかし、そもそも病原菌を彼らに移植して人体実験を行っていたのがジョーの仕業であることを、戦う医師団“M・S・J”のメンバーによって知らされたブラック・ジャックは、その非人道的なジョーのやり方に腹を立て、研究をおりようとした。ところが、ジョーはすでにブラック・ジャックの体内にその病原菌を植えつけてしまっていた。研究を続行しなければ自らの命も危険にさらされてしまうと知り、ブラック・ジャックは、ジョーがその菌を発見したという砂漠に赴いて、それがフルジウムという花の花粉であることをつきとめる。しかし、ジョーは行きすぎた研究を非難されて、ブレーン製薬の会長の刺客によって射殺された。ブラック・ジャックも体に入り込んだ病原菌に次第に蝕まれていく。だが、彼は長い間砂漠に住んでいる砂漠の民によって、命を救われた。彼らは、その花粉の抗体を知っていたのである。抗体を手に入れたブラック・ジャックは、瀕死の状態の超人類たちを救うと、ピノコとふたりで再び闇の医療の世界へと戻っていった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- 出崎統
- 演出
- 吉村文宏
- 脚本
- 森絵都
- 出崎統
- 脚本協力
- 手塚プロダクション
- 原作
- 手塚治虫
- 企画
- 清水義裕
- 古徳稔
- 石田康男
- 製作
- 奥山和由
- 松谷孝征
- プロデューサー
- 宇田川純男
- 久保田稔
- 秋葉千晴
- 絵コンテ
- 出崎統
- オリジナルキャラクター
- 手塚治虫
- キャラクターデザイン
- 杉野昭夫
- 作画監督
- 杉野昭夫
- 撮影監督
- 高橋宏固
- 野口肇
- 撮影
- 高橋プロダクション
- 美術監督
- 河野次郎
- 美術
- 岡田和夫
- 斉藤正己
- 柴田正人
- ミュージックディレクター
- 鈴木清司
- 音楽
- 川村栄二
- ミュージック・エグゼクティブ・プロデューサー
- 蛭田元二
- 小暮一雄
- ミュージック・プロデューサー
- 熊田和生
- 録音
- 井上秀司
- 飯塚秀保
- 音響
- 左近允洋
- 効果
- 糸川幸良
- 編集
- 森田編集室
- スチール
- 壱岐和実
- 特殊効果
- 村上陸
- 太田憲之
- キー・アニメーター
- 内田裕
- 木下久馬
- 色彩設定
- 岡野強
- 色指定
- 岡野強
- 西村省吾
- 医学監修
- 永井明