不夜城のレビュー・感想・評価
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ややこしい
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中国マフィアの一員?の金城のところに謎の女、未来が現れる。
すぐに恋仲になったが、未来の素性がわからないため警戒していた。
そんな中で金城らの組織が中国マフィアの大物を殺す計画を立てる。
実行犯は金城の弟分みたいな奴の予定だった。
未来は実はこの男の妹で、兄に体を求められて応じた過去があった。
とにかく目的のためには何でもやる女という噂もあった。
しかし未来がこれらの事を自ら語り、兄を恨んでいると話したことで、
金城は、ひとまず未来を信用するようになった。
しかし上記の計画には裏があり、金城らも殺される計画となっていた。
金城は拉致られるが、何かようわからんが未来が助けに来て生存。
そして自分らを騙そうとしたボス連中のところへ行き、数人射殺。
1人は生き残らせて、ソイツがシマを全部手に入れるという漁夫の利に。
しかしその後、ようわからんけどまた敵が来て、未来と共に拉致される。
そして片方は殺し、片方は証人として生き残らせると告げられる。
金城は事前に自衛用として未来に銃を渡していたのだが、
未来はその銃を金城に突きつけた。撃てば自分は生き残れるのだ。
・・・・まさか、撃たないだろうと思ったら、撃ちよった(場)(場)
しかし銃に弾は入ってなかった。金城が一枚上手だったってわけ。
未来は速攻でその場から逃げるが、足を負傷していて自由に走れない。
敵は金城が哀れになったか、この女を恐れたか、金城の生存を決める。
そして金城に銃を渡し、未来を追いかけて殺せと言う。
金城は追いかけて抱きしめ、失意の中そのまま射殺。
それからどれくらいか時が経ち、金城は全てのシマを奪うため、
現在のボスを殺しにやって来た。そこで終了。
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とにかく、いつも書くことだが、中国語の会話が多すぎる。
おれは画面を見ないと理解できない映画が嫌いで、字幕が嫌い。
そういう意味では減点せざるを得ないなあ。
それに加え、中国人の登場人物の多さに辟易した。誰が誰やねん。
まあそんなこんなで、物語は今ひとつわからんかったんやけど、
裏切りが裏切りを呼ぶ感じの、理解してたらおもろそうな内容やった。
それと山本未来の作品ってあんまり見た事がなかったんやけど、
不幸過ぎで、それが故に愚かで可哀想な女をうまく演じていた。
男なら誰もが助けて上げたいと思うだろう。関わりたくない女やが(場)
それにしても、最後金城を撃ったのには驚いたわ(場)
色々と嘘をついてたし、すぐに人を裏切る女なのは自明やったが、
金城への愛は本物やと思ってたし、自分が生きるために金城を殺す?
まあそのへんも、薄幸さがそういう愚かな判断をさせたのだろう。
つくづくも悲しい女やなあ。
でも本人らだってこんな展開になるなんて思ってなかったのに、
じゃあ何故金城は空の銃を未来に渡してたの?護身用じゃなかったの?
その辺りも意味不明。
眠らない街・歌舞伎町での2人の男女…
新宿歌舞伎町で中国系日本人が闇取引との最中でかつての女と再会で巻き込まれていきます。
中でも、ラストのキスシーンがある意味じわりと来てそして、なぜ愛してたのに撃ったのか衝撃でした。
三国志
山本未来(椎名桔平と2003年に結婚、山本寛斎 の娘)の体当たり演技?寝てしまった金城武がずっと信用できなかった謎の女の正体は?なんと椎名桔平の妹だった。中国名と日本名が混在する中、名前なんかどうでもよくなってきた。いや、ストーリーもどうだってよくなってきた。上海グループのボスがエリック・ツァン。ゲストに鈴木清順や森田芳光なんかもいる。
『三国志』になぞらえていたりするけど、それほどたいした映画ではない。中国マフィアの内部抗争と、その中で蠢く男と女の愛憎劇。最後には自分の手で夏美を殺してしまう健一であった。なんだか続編までありそうな予感もするが・・・ないようだ
馳星周ワールドは小説読んでから観ろ!
馳星周の世界は読者を魅了する素晴らしい筆力の作品を生み出しているが一連のアジアンノワールはやはり独特の毒を持つ作品といえる。その毒をどう表現できるかというのがポイントになるが金城武はそれを表現できる稀有な役者だろう。
彼以外にはやはり違和感があるくらいこの役ははまっている。山本未来の妖艶な悪女役もそうだが一人ひとりのキャラクターも描かれている。長編小説をどうまとめるかは難しいところだが脚本も悪く無い。この手の作品は複雑な短編の出来事が最期に怒涛のクライマックスに流れ込んでゆく、結末にカオスな歌舞伎町独特のアジアンカラーが色をなす作品に仕上がっているといえよう。アジアの暴力と裏社会がそこにはある。
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