「馳星周ワールドは小説読んでから観ろ!」不夜城 としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
馳星周ワールドは小説読んでから観ろ!
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馳星周の世界は読者を魅了する素晴らしい筆力の作品を生み出しているが一連のアジアンノワールはやはり独特の毒を持つ作品といえる。その毒をどう表現できるかというのがポイントになるが金城武はそれを表現できる稀有な役者だろう。
彼以外にはやはり違和感があるくらいこの役ははまっている。山本未来の妖艶な悪女役もそうだが一人ひとりのキャラクターも描かれている。長編小説をどうまとめるかは難しいところだが脚本も悪く無い。この手の作品は複雑な短編の出来事が最期に怒涛のクライマックスに流れ込んでゆく、結末にカオスな歌舞伎町独特のアジアンカラーが色をなす作品に仕上がっているといえよう。アジアの暴力と裏社会がそこにはある。
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