劇場公開日 1999年9月25日

「ファンタジーはどうでもいい 夫婦愛に感動」秘密 Bratscheさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ファンタジーはどうでもいい 夫婦愛に感動

2024年9月26日
iPhoneアプリから投稿

2024年にこれを書いてます
公開当時にリアルタイムで観たのを思い出して・・・

大好きな映画だったんだけど、久々に見ようと思ったら、レンタル店で扱いがないんですよね。古すぎ?
契約しているサブスクにもない。残念。

ドラマ版はみていないのだけど、映画を観た時に号泣しました。

娘の身体を奪って生き延びてしまった母としての苦しさ
せっかく生き延びたのに夫と元の関係にはなれない、
妻としての苦しさ

そういうものを乗り越えて、これからの人生を娘の代わりに過ごしていこうと、周到に準備していくが…

最後の最後に、捨て去ったはずの「妻」がふと出てしまう。

そして、一瞬にして全てを悟った上で、それを支持することに決めた男の苦しさ。

全てが切ない。

また、四半世紀を経て、その年頃の娘を持った私にとって・・・
「あのバス事故で、やはり娘は亡くなっていたのか」と思うと、それ自体もとても苦しく感じます。

いろいろと賛否もあるようですが、私にとっては印象に残る良い映画でした。

Bratsche