「数ある『火の鳥』映画化作品の中ではマシな方」火の鳥(1978) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
数ある『火の鳥』映画化作品の中ではマシな方
市川崑監督作品の中でも珍品とも言われているが、「火の鳥」を全編アニメ化するよりは人間描写やメッセージが伝わってくる内容です。時折アニメ部分が挿入されますが、許容範囲内だし、それよりも女性陣の艶っぽさが男心をくすぐる。ヒナク役の大原麗子、ウズメ役の由美かおる、オロ役の風吹ジュン、そして熟女ファンならヒミコの高峰三枝子。人間の生と性なんてのもアニメとは違い、訴えてくるものがあった。
マツロの国、ヤマタイ国、クマソの国、そして騎馬民族の高天原族。平和である国が侵略戦争によって滅ぼされ、占いによって支配する暴君の封建的な世界と、復讐の連鎖による国家関係。原作にはかなり忠実だし、ファンならば違和感は感ずるものの良く練られていたと思う。
やっぱり市川崑作品のオープニングは明朝体のデカ文字。手塚プロもアニメパートで参加しているし、実写とアニメの融合という点では成功している。また、由美かおるの脱ぎ方は水戸黄門クラスで物足りないが、もっと見たいという方は『エスパイ』(1974)をご覧あれ!
地蔵菩薩様、コメントありがとうございます✨
手塚治虫作品の映像化は本当に難しいんだと思います!漫画そのものが映画的に描かれてるし、敢えて映像化しなくていいんですよね(笑)
音楽は良かったけど、ちょっと浮いていたかもしれません。
kossy氏🙇おはようございます…徹夜明け帰路中です😖
本作🐔は、神戸の三ノ宮三劇と言う東宝の劇場で観ました…そこで幼少~高校までに、ゴジラや黒澤や八甲田山、等々を鑑賞…それ以来観ていない、本作の記憶薄れてますが、今、キャスト見れば後に、黒澤の「乱」で顔を会わせる、仲代さんとピーター、加藤武さん出てたのね。
あと、脚本/谷川俊太郎、音楽/深町純とミッシェル・ルグランって!そうだったの!😲アニメ部分のタッチが手塚治虫でいい感じだった様な?と思ったら、作画/鈴木伸一サン(トキワ荘にいた方)ってなんて贅沢なスタッフ!
当時は、由美かおるサン以外にも、有名女優サンの脱ぎっぷり、役者魂たいしたモンでしたよね。アタシは水戸黄門クラスで物足りない方には、「エスパイ」もですが「ノストラダムスの大予言」(家族で行き変な空気充満しました)、もっと言えば「同棲時代」(←ヤバ古っ!)です。同時代にしか伝わらない(笑)…『やっぱ昭和の人間っすねぇ』って娘ぐらいの同僚に、こないだ言われた😅