微熱 MY LOVE

解説

ふとしたことからアイドルタレントになってしまった女子大生と普通の男子大学生が織りなす青春模様を描く。村生ミオ原作の同名漫画の映画化で、脚本は「白衣の天使・むさぼる太股」の斉藤猛が執筆。監督は新人の伊藤正治。撮影は「本番裏稼業・エレクトコール1919」の長田勇市がそれぞれ担当。

1990年製作／87分／日本
配給：バンダイ
劇場公開日：1990年12月1日

ストーリー

大学の同級生である亮一と唯はアツアツの恋人同士でどこにでもいる普通のカップルだった。ところが唯が街でスカウトされ、アイドルタレントになってしまったことから、二人の雲行きが怪しくなる。さらに唯の敏腕マネージャー・美希子は、人気俳優・郷田との共演女優オーディションをきっかけに、唯と亮一との仲を引き裂こうと画策し始めた。女優志願のボディコンギャル・ますみに亮一を誘惑させたり、郷田と唯のスキャンダルを作り上げたりする。こうして唯の人気は急上昇。郷田との共演も決まり、長期のスペインロケも決定した。そして次第に冷めてゆく二人の仲。しかしそれでも唯のことが忘れられない亮一は遂に立ち上がり、自分のすべてを賭けて郷田に対決を迫るが、あっさりと敗れてしまうのだった。すっかり落ち込んでしまう亮一。何日かたち、唯がスペイン出発する日がやって来た。亮一への想いを残しながらも郷田や美希子と共に空港で飛行機を待つ唯だったが、その時突然、亮一が現われ唯を連れ出す。そして手を取り合って逃走する二人の表情は充実した笑顔であふれていたのだった。