遥かなる甲子園のレビュー・感想・評価
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一言「フレーフレー!」
沖縄のろう学校高等部の生徒たちが、甲子園を目指す話です。 甲子園で観戦した、感動を同級生にも教えたい。 そこから甲子園を目指すのですが。 硬式野球は音が命。聞こえないことで衝突等怪我も予想される。 そこから始まる険しい道のりを、どう進むのか。 生徒・先生・父兄・高野連。 それぞれの不安や心配が、じっくり描かれていて。 応援の声だけじゃないのも、そうなんだろうなと。 そもそも学校の「部活動って、何のために?」。 卒業してからも、「あの時頑張れたから」の心の糧なのでは。 若いからこそ一生懸命できるんだな。 最後はその姿や思いに、ボロボロ泣きました。 掘り出し物。植木等さん・ケーシー高峰さん等、昭和世代にはたまらん配役も。 おすすめです。 ⭐️今日のマーカーワード⭐️ 「目で聞け、身体の全てで聞け」
甲子園を目指すろう学校の球児たち。 3年生の春まで練習試合も含めて...
甲子園を目指すろう学校の球児たち。 3年生の春まで練習試合も含めて全試合コールド負けだったチームが、最後の試合で敗れはしたものの、初めて9回まで戦い抜いた。 相手チームも拍手を送っていた姿はよかった。 甘くはないが、努力はうそをつかないという内容で、色々と文科省推薦の要素が散りばめられていると感じた。
Don’t stop believing!
映画館ではなく深夜のロードショー番組で観ましたが、わたしにとって忘れられない作品です。 ラストの爽快感、いつの間にか彼らとともにわたしも戦っていました。 野球を続けることを激しく反対する父親に、辿々しい口調ながらも、どうしても野球をやりたいんだ!と自分の気持ちを伝える少年。若き日の萩原聖人です。野球は彼らにとって、自分が自分であることの証なんだ。どんな時でも味方になって彼らを優しく見守る校長先生、危険すぎると最初は拒んでいたが、彼らの熱意に負け彼らとともに戦うことを決めた野球部の先生。たくさんの人たちが彼らの勝利を願って一つになる。 こんな時期だからこそDVD化してたくさんの人にみてもらいたいです。
林泰文が目立ってた
硬式の野球は聾唖者にとって危険が伴うため諦めさせようという三浦友和。せっかく9人集めた敏夫たちは諦めきれずに普通高校の野球部を見学に。そして、学校側では許可されたものの、高野連からは加盟が却下された。校長の植木等が優しい先生役で努力するのだが・・・
暴走族に入っていた鉄也も試合できないからと、また不良仲間と一緒に遊んでしまい、警察に補導される。しかし、無事に高野連に加盟。その後コールド負けのオンパレードだった北城ナイン。
林泰文の演技ももちろん良かったけど、迫真の演技で光っていたのは萩原聖人。父親(ケーシー高峰)が「もうすぐ社会人になるというのに野球をやってて何のためになる!?」と言われたことが原因だ。それでも最後の夏の大会。彼らは健常人の高校と合同練習をこなし、悔いの無いよう練習に励む。敏夫には試練が待っていた。キャプテンであるけど控えに回されることになったのだ。
試合はコールドゲームなんかじゃない。精一杯力を振り絞って相手高校を最後まで追い詰める。敏夫にも代打のチャンスが回ってくる。聞こえる、中3のとき甲子園で聞こえた大歓声。得意のサイン攻撃はスリーバントだったがキャプテンとしての責務を果たす敏夫。思い残すことはなかった。ナインが一丸となって闘った思い出は彼らの心に一生刻み付ける青春だったはずだ。
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