「興行成績を度外視した本物の名作!」同胞 はらから 映爺さんの映画レビュー(感想・評価)
興行成績を度外視した本物の名作!
失われつつある地域コミュニティの大切さや地域の為に無償で尽力する人々の尊さと達成感を見事に再現した山田洋次監督渾身の傑作!
青年団も劇団員も外見オシャレでキレイな人は全くいないが全員素敵すぎる!
公民館会議、手作り看板、搬入設営、動員輸送、駐車場誘導、託児室、炊き出し、受付など、誰よりも観たいであろう自分達が作り上げた舞台を全編見る事なく業務に徹する青年達の裏方姿をクローズアップした山田洋次監督に拍手喝采!
社協主事や校長の立場や興行収支に対する批判も現実的で、損得勘定を超えた“青年の情熱“が創り出した舞台は涙涙涙涙涙涙!
興行収入の為、出演者が男前と美女ばっかりで現実味がない今の日本映画界へのアンチテーゼとして日本人が死ぬまでに観るべき名作です!
「幸福とはそういう事ではないかと」の台詞を残し、
こんなにヒットしそうにない映画を作った山田組の皆様と社松竹映画さん本当にありがとうございました。
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