バトル・ロワイアルのレビュー・感想・評価
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いまひとつ何か足りない作品
個人的にはあまり良作とは思えない。
なんか巷で再ブレイクしてるんで、観てみました。
決してつまらなくはない。時間返せや!ってなるわけでもないんですが、イマイチ物足りない。
最初に生徒が殺されたときは結構ワクワクドキドキだったんですが、飛ぶ鳥を落とす勢いでみんな死んでいくので、置いてかれた感じがしました。
結局この子達に思い入れがあるわけでもなければ、映画でそういったところが描かれるわけでもない。あー初めてみた子がどんどん死んでいくなーと…。(そういう映画だよと言われればそうなんだけど)
あと全体的に演劇を見ているようで、、。正直に申し上げると演技のレベルが低い。それなのに死体とか殺害シーンの描写は異様にリアル。このアンバランスさがキモい。
キタノがあのゲームを始めた動機も弱すぎるし、ロリかよって感じだし、あんなひどい目にあった主人公とヒロインは指名手配されるし…。
ツッコミどころが多すぎて、そしてそのツッコミをねじ伏せるくらいの魅力、面白さが自分には感じ取れなかったんで、この評価です。
闘うことと理不尽さと
意外に評価が高い人が多く、未視聴だったので見ることに。深作欣二監督作品だけあって、暴力と人情の葛藤の場面が多いと感じた。場面設定的には、昭和的な理不尽な展開。大人の言うことを聞かず、不登校や引きこもりも多く、我儘し放題での若い世代を恐れた年長世代がBR法を可決?親の承諾を得てBRを実施?普通に考えればあり得ない。彼らの所為ではなく、そのような社会を創った大人の責任だということで納得するはずはない。ただ、そこで突っかかっても仕様がない映画だ。
であれば、何を感じ取れるか?自分は、理不尽さと闘うことの大切さ、しかし、闘うことが目的になるのではなく、何を守るために闘うのかが問われるのだというテーマ性を感じた。最後まで生き残っていく生徒は、恐怖に駆られて殺人を犯すのではなく、自分が大切にしている友人や仲間のために闘おうとする。生きるに値する何かを守るために闘うのだ。
殺し合いの描き方としては、昭和的で漫画的な安易な展開だった。尺の問題はあるだろうが、あのように簡単に普通の高校生がすぐに殺し合うというのは起こりえないだろう。ある意味、やくざ映画の世界が、いきなり高校生の世界にお引越ししてきたような違和感を感じた。一人しか生き残れないという設定ならば、むしろ皆で力を合わせてバトルを運営している側と闘おうとするだろう。実際、そういう者たちが、最後の方まで生き残っている。
しかし、前回大会勝ち残りの川田が、首輪の外し方を知っていて、恋人を殺された恨みがあるのなら、何故、早くにその知識を皆に知らせて、共闘して権力側と闘おうとしなかったのか疑問。船舶の操縦法、在りかまで知っていたのに。
担任のキタノには、BRを行わせる積極的な理由があったので、現場監督を任されるのは理解できる。しかし、個人的な動機が、抽選にも影響しうるのかも。現実的に考えれば、全国の中学校から抽選で選んでいるのなら、さすがに忖度や賄賂等が横行しそう。普通の教師ならば、このBR法には猛反対するだろうし、命を持って抗議する教師も出そう。すると、選ばれて問題が小さい学級、教育委員会の査定などが影響するだろうから、やばつない話になるだろう。
生徒同士の殺し合い故に、やくざや戦争映画、エイリアン物と違って、身近なあり得る世界なので、生々しく、見るに堪えない映画となっている。より感覚的な所が刺激されて、より暴力度が増すのだ。それで、問題に感じた大人たちが騒いで、国会でも取り上げられたのだろう。
この映画に、より積極的な意味を見出すとしたら、平和な世界に埋没せずに、前に向かって「闘え」ということだろうか。本来は、生存競争のために闘う本能が備わっているはずの人間なのだが、闘うことを忘れた、或いは闘うことを忘れさせられ、去勢された人間に対しての強いメッセージ性があるということだろうか。
自分的には、あまりお勧めできない映画。
深作欣二監督の思いが迸る、異色の傑作映画
深作欣二 監督(1930生まれ)による2000年製作(113分/R15+)の日本映画。
原題:Battle Royale、配給:東映、劇場公開日:2000年12月16日。
「仁義なき戰い」シリーズに「蓮田行進曲」と、深作監督は大好きな監督の一人である。とは言え、初回視聴では扱った題材の特殊性にかなり戸惑った部分もあった。しかしながら、2度目の視聴では、『共闘して理不尽な権力と闘え!』という監督の熱いメッセージ性を感じて、深い感動を覚えた。尚,原作小説は読んでいない。
中学生同士に殺し合いをさせる政府という設定に、互いに密告しあう住民社会を形成した大日本帝国の統治方法をイメージさせられた。中学生たちは、知恵も力も乏しい市井の一般的な人間達の象徴かもしれない。政府の誘導で、友達同士だったはずなのに、いとも簡単に、互いに攻撃し合う子供達。灯台での、事故的な死亡をきっかけとする銃乱射による女生徒たちの殺し合い描写が、何とも痛ましく凄まじい。権力に対峙する知力に乏しく信じる能力も欠いた連帯には、死しかないのか。
政府のイメージ通りに1匹狼で闘う優等生!?、転校生桐山和雄こと安藤政信(当時25歳)、相馬光子こと柴咲コウ(当時10代)の殺戮描写が凄まじい。セリフは一才無く、問答無用に機関銃で生徒達を殺戮しまくる安藤の姿は実に強烈であった。そしてそれ以上に、切れ味の良さそうなカマを武器に次々と同級生を殺していく美しい殺人鬼柴咲に圧倒された。獲物?を見つけたときのニヤッという恐くて怪しい笑みが、頭にこびりついて離れない。
瀬戸、飯島と協力して、政府側コンピューターをハッキングし更に爆弾も作って権力に対抗しようとした三村信史演ずる塚本高史(映画初出演とか)も、知力と3人の協力体勢で最後の方まで生き残り、印象的であった。残念ながら、狂信者の安藤政信にやられてしまうが、権力有する敵を倒すことのみに集中しすぎた報いということなのか?悲しい結末であった。
七原秋也(藤原竜也)と中川典子(前田亜季)の主役2人に渡された武器が、「鍋の蓋」と「双眼鏡」というのも、一般市民の持てるもの、即ち自分を守る術と積極的情報収集を象徴している様で、興味深かった。彼らは、強力な武器を持つ川田章吾こと山本太郎(当時25歳)と共にいることで、最後まで生き残る。首輪の外し方も事前にコンピューターに侵入して知っていて、最後の一人となったと政府側を騙す準主役の山本、とても魅力的な俳優であったことを、初めて知った。
主役2人も、とても素敵であった。最後、法に反して二人共生き残った結果、全国指名手配になった2人が渋谷駅前で走る姿で映画は終わるが、その前の藤原竜也の表情がバトル・ロワイアルを通じて一皮剥けた様な大人びた表情で、10代ながら流石藤原達也と唸らされた。
彼の独白「今俺たちはお互いに武器を持っている。いつか、それをまた使う時が来るとして、俺たちはやっぱり迷いつづけるのだろう。それでも俺たちは今よりもっと前に進まなければいけない。何処まででもいい、精一杯走れ」。そして画面に赤い大きな『走れ』の文字、そしてギターのコード音。深作監督にとっては、現政府も闘う相手ということか。カッコイイ演出だ、そして熱さを感じた!
ヒロイン役前田亜季は、どういう存在だったのか?あのバトルの中で、山本太郎と二人きりの状態で、他人の善意を信じ切って寝入っている美少女。監督の分身であろうタケシがバトル中も特別扱いして見守り、深く愛している様な存在。そう、この映画では、中学生に仮託して、様々な大人の男女の恋愛模様が盛り込められた様にも思えた。その中でも、銃を所持しながら水鉄砲発砲で自らを命をも犠牲にして、前田亜季の命を救ったタケシの姿に、深作監督の自身の愛人に対する、あられも無い深い純愛が込められていると思ってしまった。
監督深作欣二、原作高見広春、脚本深作健太、製作総指揮高野育郎、企画佐藤雅夫、岡田真澄、鎌谷照夫、香山哲、プロデューサー片岡公生、小林千恵 、深作健太 、鍋島壽夫、協力プロデューサー麓一志 、富山和弘 、加藤哲朗 、大野誠一 、松橋真三 、竹本克明、撮影柳島克己、照明小野晃、録音安藤邦男、美術部谷京子、装飾平井浩一、衣装江橋綾子、特殊メイク
松井祐一、劇中画北野武、VFXスーパーバイザー大屋哲男 、道木伸隆、編集阿部浩英、音響効果柴崎憲治、音楽天野正道、音楽プロデューサー山木泰人、主題歌Dragon Ash、アシスタントプロデューサー小林勝江 、藤田大、製作担当田中敏雄、監督補原田徹、スクリプター牧野千恵子、スチール原田大三郎 、加藤義一。
出題
七原秋也藤原竜也、中川典子前田亜季、キタノ北野武、川田章吾山本太郎、桐山和雄安藤政信、相馬光子柴咲コウ、千草貴子栗山千明、三村信史塚本高史、杉村弘樹高岡奏輔、国信慶時小谷幸弘、内海幸枝石川絵里、野田聡美神谷涼、琴弾加代子三村恭代、瀬戸豊島田豊、飯島敬太松沢蓮、新井田和志本田博仁、元渕恭一新田亮、江藤恵池田早矢加、清水比呂乃永田杏奈、北村雪子金澤祐香利、日下友美子加藤操、榊祐子日向瞳、谷沢はるか石井里弥、松井知里金井愛砂美、中川有香花村怜美、沼井充柴田陽亮、笹川竜平郷志郎、黒長博増田裕生、
月岡彰広川茂樹、金井泉三原珠紀、小川さくら嶋木智実、山本和彦佐野泰臣、赤松義生日下慎、大木立道豪起、織田敏憲山口森広、倉元洋二大西修、旗上忠勝横道智、滝口優一郎内藤淳一、稲田瑞穂木下統耶子、南佳織関口まい、矢作好美馬場喬子、天堂真弓野見山晴可、藤吉文世井上亜紀、前回優勝者の少女岩村愛、慶子美波、レポーター山村美智、バスガイド深浦加奈子、ビデオのお姉さん宮村優子、安城三尉竜川剛、七原の父谷口高史、林田先生中井出健、スタントイン芦川誠、キタノの娘(声)。
悪趣味なので受け付けなかったです。私も“つまらない”常識人だったのかな?でも前田亜季かわえぇ♡\( ̄∀ ̄*)オイオイ
「おまえら大人ナメてんだろう!」
「ナメんのはいいよ。けどな!これだけは覚えとけ!人生はゲームです。みんなが必死に戦って、生き残る価値のある大人になりましょう!」
初っ端のこの台詞からもわかるように、本作って当時の若い子ら(ゆとり世代)への偏見から来る、恐れや憤りが制作の動機の根底にあるように感じたんですよね。私は。
毎度毎度のWikipedia情報からの引用によると、こうありました。
深作監督が、自身の戦争体験による「国家への不信」「大人への憎しみ」からインスパイアされたというような記述があるんですが、どうもしっくりこないんですよ。身の程をわきまえず辛辣に言うと「ウソつくな」よと。
当てずっぽうの決め打ちはよくないんですが。少なくとも私は、前述の自分の感想のように思いました。
ラスト近くでの元担任・キタノの独白もそれを裏付けていましたし。あの絵は武さんが描かれたのですね。やはりという感じでした。
てか、結局キタノってロリだったの?\( ̄∀ ̄*)オイオイ
あれだけ銃弾喰らっておいて、むくっと起き上がってクッキー食べるのは、ちょっと「ありえねー」と思って白けちゃったです。
キタノの最後の台詞の「人のこと嫌いになるってのはな、それなりの覚悟しろってことだからな」も、深作監督が、今時の若者たちを嫌ってることに対しての自分自身へのアンサーだと思ったの。
えっ、違う?最後まで決め打ちかよ!
本作は一部キャストにちょっと無理があったと思いました。
前田亜季=15歳の時←わかる。かわいいいし♡←ロリかよ!\( ̄∀ ̄*)オイオイ
柴咲コウ=19歳の時←微妙だけれど綺麗だから許す。\( ̄∀ ̄*)オイオイ
栗山千明=16歳の時←わかる。
藤原竜也=18歳の時←かなり微妙、男前だけに許せない!\( ̄∀ ̄*)オイオイ
山本“メロリンキュー”太郎=25歳の時←なんぼなんでもw→後の参議院議員・党代表。塞翁が馬。
(ポリコレ的にどうなん、こんな発言)
もう24年も昔の作品になるのですね。ついこの間のように思えるのに。歳取るの早いはずだわ。
キャスト一覧を見ていて「えっ!」となったのは、宮村優子もご出演だったのですね。ゲームのルール解説のビデオのおねえさん役で。全く気が付きませんでした。
藤原竜也、栗山千秋、柴咲コウの出世作だったそうですね。
本作は海外で、絶大な評価を受けていると知って驚きでした。
かのタランティーノが「ここ数十年で最も影響力のある映画の一つと考えている」「自分の作品だったらと思う唯一の映画だ」と述べていらっしゃったそうですから。
でも、私は個人的には厳しい評価になるかなぁ。
あまりにも悪趣味だったので共感できる部分がなかったんですよ。
「ヒャッハーヽ(^o^)丿」系映画は好きなんですが。それはあくまでも、単純な勧善懲悪物なんですよ。
小難しい理屈を抜きにしても、やはり子供同士で残酷すぎる殺し合いをするという設定が受け付けませんでした。
ラストも取ってつけたようなハッピーエンド(?)に思えました。
私も“つまらない”常識人なのかなぁ。
そして、やはりエンディングテーマソング問題にも触れておきますね。
ミスマッチで不要。。はっきり言って嫌いなんですよ。ヒップホップ系の音楽って。
「人のこと嫌いになるってのはな、それなりの覚悟しろってことだからな」ですよね(笑)
怒られる覚悟で書きました。
おふざけは抜きにして、せっかく劇中曲でモーツアルトやヴェルディやバッハの印象的な曲が使われていたのですから、それを流した方がよかったのに。権利関係で難しいのかな?
最後まで不満だらけのレビューで、高評価付けていらっしゃる皆さま、本当に申し訳ないです。あと何よりも、ヒップホップ系の音楽が好みの方々も。
劇場の前から1列目で鑑賞した「バトル・ロワイアル」
公開前から大きな話題となっていた「バトル・ロワイアル」。
・中学3年生が殺し合い!?
・北野武、さらに生徒役も有名な俳優さんばかり!?
・「R15」って15歳以下が見れないほど過激な内容なの!?
・原作もあるけど「映画」は何が違うのだろうか
それまでの邦画「バトルもの」といえば、
「戦争」あるいは「ヤクザ」など、大人同士の抗争ばかり。
「バトル・ロワイアル」は明らかに今までの邦画とは異なる。
いったいどのような内容なのか、確かめてみよう!!!
・・・と、公開から1週間後に劇場に足を運んでみたら超満員。
ギリギリ最前列に座れたものの、最前列であるがゆえに目の前のスクリーンが巨大すぎて
始まる前から「なんか怖い」。(笑)
そしていざ、本作が始まって驚いたこと、それは
「メイン導入までが短い」!
すぐ、観客の待ち望んでいる教室シーンがやってきて、
気付けば試合開始。
生徒の生い立ちや個性・キャラクター性は、ストーリーを通して順々に公開されていくので、テンポ感もよくて内容もスッと入ってくる。
原作の小説のように生徒1人1人をフューチャーする尺もないので、
映画では知名度のある俳優演じるキャラクターが目立つ構成となっているが、
そもそも演技力や華があるからこその人気俳優ばかりなので、全体を通してもそこに違和感はなし。
むしろキャスト最年少でありながらも、立派に準主役を務めた前田亜季の存在は凄く輝いていた。個人的には三村を演じていた塚本高史がかっこよすぎて、当時まだ10代だった自分も映画を見ながら「かっこい~~!」って目をハートに輝かせていた気がする。
試合終了からの流れは、基本的には原作の通りが、映画ならではの
「お気に入り女子生徒を明らかに贔屓する担任」
の姿が、とても気持ち悪かった。
どんな理由があれ、子供同士の争いに権力をもった大人が介入するのは不快。
しかし子供同士の争いも、結果的には大人の手のひらでの上で転がされているだけ、
「強力な生存能力を備えた青年の養成と、強い大人の復権を目的とした“新世紀教育改革法”通称BR法」
に基づいているもの。
結果的に「どうしようもうない国だからしょうがない」で済ませられるから
筋は通っていたので不満はない。
色々なシーンで大量の血が噴き出し、そのような意味で「R15」になってしまったけど、ストーリーとしては間延びもせず、テンポ感も良かったので、興奮状態のまま楽しめました。
何年経っても「『バトル・ロワイアル』みたいな映画、また見たいな~!」って思ってしまう、印象深いお気に入りの作品です。
出演者豪華
結構面白かった。
人数が多い割にさくさく殺し合っているので、
話の進みが早く見やすい。
みんな訓練してた?ってぐらい殺し合いが見応えありました。最後の方の大人たちに一矢報いようとしていた三人組が死んでしまうところが悲しかった。
藤原竜也はこの頃から演技が良い。
最後は意外と爽やかに生きることを諦めない感じで良かった。山本太郎がいい役でした。
北野武が先生というのも良かったです。
10代の頃、初めて観て大きな衝撃を受けた映画の一つ
15歳のこどもたちが突如絶海の孤島で⚪︎し合いをさせられるいう吐き気を催すような悪夢のような物語…。
しかもそれが法律化されている世界線だから、さらに胸が詰まる…。
戦争とはかくも悲惨で恐ろしくて悲しくてどうしようもない地獄へ一瞬で叩き落としてくれる力を持っている…。
悲しきかな、、今の時代を生きる我々は、よく分かっていることで…(北西の方をチラッ、チラ)
観ていて何度も目を背けたくなるシーンがあった。
…しかしその反面、どこかでワクワクしてしまった自分が一番…いちばん恐ろしかった…。
私はこの映画を観て楽しんでいた、
特に【桐山和雄】が動く場面は…。
自分の中に植っている残忍な性格に気づくことと、戦争について考えさせてくれる映画でした…。
(しばらく観たくない……。でも続編もやはり観たい…)
日本でのデスゲームの元祖?
初めてこの映画見ましたが普通におもしろかったです
今見てもテンポよく進むのでおもしろいですただ
外国のデスゲームのようにCGすごいわけではない
私個人としてはハンガーゲームより面白かったのでかなりよかったです
殺伐としたご時世の映画でした
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
今まで見たことはなかったですが、有名な映画なので、中学生が殺し合いをするということだけは知っているという状態で見ました。
とても自分勝手な先入観ですが、なんというか、20世紀終わりの日本映画ってこういう雰囲気の映画が多いよな、と思いました。イジメ、学級崩壊、援助交際、家庭崩壊、引きこもりなどなど。
参加者が殺伐と殺しあう映像作品はその後もいくつも作られているからか、多少の既視感はありましたが、特に飽きずに見ることができました。先に示したような鬱々としたネタは背景にありつつも、深堀りしすぎずに、どちらかといえば殺し合いのシーンに重きが置かれているからでしょうか。下手に解決シーンとかあったら興ざめしていたかもしれません。
キタノのシーンはバトルロワイアルが開催される理由になるのでしょうがないところですが、最後の方の教室のシーンは自分は少し冗長に感じました。
それにしても柴咲コウの存在感はすごいですね。
好きな映画になりました
個人的には殺し合いの映画では結構好きな映画になりました。
藤原竜也さん綺麗な顔すぎる…!
殺したけど向こうは殺す気無かった、すっごくいい人が殺される、なんだか可哀想になってしまう。1人しか生き残れないのに希望を持って明るく生きてるのが泣ける。
ただただ殺されるだけじゃなくて人それぞれの話が分かりやすく感情移入も出来るからいいと思います。
川田くんが最高ですね。。。惚れました。。。
全員中学生には到底見えないところはさておき。 藤原竜也は間違いない...
全員中学生には到底見えないところはさておき。
藤原竜也は間違いないし、前田亜季、塚本高史、山本太郎…みんなうまい。が、安藤政信と柴咲コウがより抜きん出てたような。柴咲コウ×鎌・銃・スタンガンは強すぎる…。
演者の皆さんは、当時みんな若いのにこの作品を走り抜けてすごいと思う。こんな作品撮ってたらおかしくなっちゃいそう。やっぱ役者ってすごいと率直に思った。
北野が「一緒に死ぬなら中川」とか言い出すところが気持ち悪かった…。娘(の声)が前田愛、中川が前田亜季で、娘への思いや姿を中川に投影してるんだとしても、なんせ娘はこの時声だけだし死んだわけでもないので、あくまでも他人である中川に入れ込むところが理解できない。ただただ気持ち悪かった。
女子6人のシーンは、絶体絶命の状況とはいえみんな叫びまくりで、しかも「そうなるでしょうね」っていう展開でしんどかったなー。
光子と比呂乃のシーンの終盤で、急に映像の色味が変わったのはなんだったんだろう。
全体的に展開がめちゃめちゃスピーディー。血が飛び散りまくる作品は苦手だけど、割とあっという間だった。
とてもよかった
公開時に見た時は、原作にあったユーモアがごっそり削られていて残念な気持ちになった。小林勇貴監督が映画製作のきっかけになったとしてこの映画を挙げられていて久しぶりに見返した。するとやっぱり原作のユーモアがなく、ひたすらシリアスで息苦しかったのだが、景気良く若者がバンバン死んでいた。安藤政信さんはここから数年後『青春★金属バット』にご出演いただくことになるし、山本太郎さんは震災をきっかけに政治家になる。ここから今も活躍している人がたくさんいて、公開当時とは意味が違う面白さに満ちていた。
主要な登場人物ももうちょっと溜めてもいいのではと思うほどあっさり死んでしまう景気のいい殺人ぶりだった。
マンガかライトノベルのレベル
それを当時の識者やらマスコミから、叩かれた為に売れたようなものだろう。
映画としてはまさにB級で、血糊も適当。
撃たれても中々死なない生徒たちなど、皆、身体が頑強だ。
新進気鋭の当時の若手が揃っており、気合いで乗り切る演技(決して上手くない)を見せてくれます。
今、観てもCGが少ないだけで、昨今のどうでもよいこの類いの邦画と比べても遜色ありません。そう言う意味では17年前の作品のクオリティが高いと言うべきなのかもしれない。
しかし、訴える内容は理不尽に晒される中校生(笑)の殺し合いとBR法の無意味さだけで、この作品のヒットした理由が不謹慎と思われるものを突きだし、炎上させて売ったとしか思えない。
当時としては相当上手く煽って売ったと思うから、一種の炎上商法だろう。
ただ、こんな悪法が平然と国会を通る様な世の中にはなってほしくない。
ただ、腹腹時計が出てきたのはやり過ぎだし、あの映画をあちこちで上映された時は賛否両論の否が体勢を占めたはず。煽って売るやり方は同じだが、メジャーで煽りまくるとバトル・ロワイアル。
アングラで煽りまくると腹腹時計になるのかも(笑)
うーん、なんとも難しいテーマだ…。
昔原作を読んで衝撃を受けたので、いつか映画も観てみたいと思い今回初めて鑑賞しました。うーん、原作の内容はほとんど覚えていないけど、こんな感じだったかな?と。時々現れるメッセージ表示が、シンプルなだけに、かえってぐろく感じ、なんとも言えない気持ちになりました…。いま活躍する人たちが何人かいて、みんな若くてかわいかったです。
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