劇場公開日 2000年12月16日

「学園×狂気の金字塔」バトル・ロワイアル 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0学園×狂気の金字塔

2020年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

難しい

2001年というとつい最近のように感じますが、20年も前の話なので、今活躍している30代前後の役者さんがとても若かったです。
主人公七原秋也役の藤原竜也さんは当時19歳(多分)で、完全に中学生に見えました。
高校生ならまだしも中学生ともなると普通はなかなか難しいところと思いますが、上手く演じきっていて凄かったです。
無人島でサバイバルというとよくありますが、前まで仲の良かった友達と、自分が生き延びるために殺し合ったり、嫉妬や恨みから殺したり、全く単純でなく、命について考えさせられる点が意外でした。
定期的な放送の際に流れるクラシック音楽は狂気じみていてアウトローな世界観にあっていて良かったです。
また、ビートたけしさん演じる担任キタノも、彼だからこそのキャラクターになっていたと思います。
ビデオのお姉さんとの掛け合いは最高(笑)
様々な想いを抱えた登場人物たちが友人の目の前で死んでいくというなんともやりきれない気持ちになる映画でしたが、また観たくなりました。
アクションもテンポ良く進んだので観やすく、R指定の映画にしては過激すぎるわけではないので、苦手な方にもオススメできます。
(R指定がついたのは内容が扇状的だったからでしょうか?)

唐揚げ