バカヤロー!2 「幸せになりたい。」
劇場公開日:1989年7月8日
解説
普段は大人しい人間が幸せになりたいために「バカヤロー!」と叫ぶ4パターンのシチュエイションをオムニバス形式で描く。「バカヤロー!」シリーズの第2弾で、脚本は「悲しい色やねん」の森田芳光が執筆。監督は新人の本田昌広、鈴木元、岩松了、成田裕介、撮影は「ひぃ・ふぅ・みぃ」の栢野直樹と「Aサインデイズ」の浜田毅がそれぞれ2話ずつ担当。主題歌は、RCサクセション(「サン・トワ・マ・ミー」)。
1989年製作/98分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1989年7月8日
ストーリー
〔「パパの立場もわかれ」〕旅行代理店社員の岡田良介は、お得意様の苦情処理係。日曜日もお詫びに回っている。家に帰れば妻の夏子と娘の亜矢子に「どこへも連れてってくれない」と文句を言われる。ある日、社員特典で南太平洋、ニューカレドニアの切符を3枚予約し、家族旅行の約束をした。二人は大喜びで、良介もホッとしたが、上役から強引にお得意様へ回すよう命令された。夏子と亜矢子は近所の人や友達に言った手前、良介を責めたのだった。そこで良介は“苦労している自分の身にもなれ!”。 〔「こわいお客様がイヤだ」〕梶木丸男は深夜のコンビニエンス・ストアでアルバイトしているが、仕事は暇で相棒の鳥井は座ってマンガを読んでばかり。お客も暴走族風の男やらどこか変な人が多い。ある日可愛い女の子がやって来て、梶木は一目惚れした。しかし、彼女を意識するあまり幻想をみるようになった。万引きをする男、牛乳を飲んじゃう男、ノートに似顔絵を描く女、パンティストッキングをはきかえる女、食いちらかす男、雑誌を立ち読みし切り取る女、犬を連れてきてオシッコさせる女など……。気の弱い梶木はついに“バカヤロー!”と叫んだのだった。 〔「新しさについていけない」〕郊外の建売り住宅に引っ越してきた新婚カップルの秋男とむら子。二人はユーミンのレコードをかけようとしたが針がないので買いに出かけた。しかし、CD時代の電気屋はなかなか針を売ってくれない。音のうるさい旧型の掃除機や洗濯機も買い替えたが、隣の電気に詳しい青年がいろいろ文句をつける。その親戚の電気屋という男も出しゃばり、秋男は“バカヤロー!”と叫んだのだった。 〔「女だけトシとるなんて」〕26歳の理恵は結婚式で、自分より若そうな新婦の表情を感慨深げに見ていた。恋人は煮え切らず、理恵は東京の会社を辞めて故郷へ帰った。しかし、地元の会社は東京帰りを煙たがり、親は見合いを勧める。夫を交通事故で失した友達を見て再就職を決意するが、面接で年齢や結婚のことばかり問題にされ、理恵はついに啖呵を切ったのだった。
スタッフ・キャスト
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岡田良介小林稔侍
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岡田夏子風吹ジュン
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岡田亜矢子高橋祐子
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笠松好司橋爪功
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京野美也子あいだすみよ
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後藤十貫寺梅軒
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赤羽逗子とんぼ
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近所の主婦高森えりか
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涼子中本美鈴
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旅行代理店の社員野坂きいち
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赤羽の奥さん斉藤寿美子
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バニーガール柿沼利江子
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梶木丸男堤真一
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桜町弘子金子美香
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鳥井守太田光
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菓山健一金田明夫
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近代化センター男光石研
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九重裕一島崎俊郎
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波丘伸田中裕二
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小林進柴谷英樹
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松沼杉子黒木まや
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倉田孝子桂木麻也子
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中山信イッセー尾形
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村部明彦菅田俊
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間宮恵子小河麻衣子
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東山みや子銀粉蝶
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代書修小宮慎二
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久木都宮田早苗
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堀田義也ベンガル
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女子大生風の万引女吉次加奈子
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高橋秋男藤井フミヤ
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高橋むら子荻野目慶子
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寄合保尾美としのり
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寄貝やすし柄本明
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オバさん広岡由里子
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松川徹竹中直人
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神田二郎佐藤恒治
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秋葉原の店員大久保了
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瀬間理恵山田邦子
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八ッ橋登市山登
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瀬間折蔵辻村真人
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瀬間たえ水野久美
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町倉光子香坂みゆき
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渋沢房雄安藤一夫
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巻上太郎海一生
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向山平次伊藤洋三郎
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大沼洋二加藤善博
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林田邦保桜金造
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遠井啓助金子研三
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佐藤しおり阿本真亜子
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新郎林田河童
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新婦アンヌ・マレイ
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八ッ橋の恋人石井きよみ
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光子の子供杉澤幸恵
受賞歴
第13回 日本アカデミー賞(1990年)
ノミネート
新人俳優賞 | 山田邦子 |
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