馬鹿まるだしのレビュー・感想・評価
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無法松の一生
怪力男を日本刀で脅かして追っ払ったりして町のヒーローのような扱いをうける安五郎。賃上げ闘争の工場で自殺者が出たり煙突男が現れたりしたので、町の人は彼に頼む。しかし、酒を一緒に飲んだ時点で結構危険。あまり笑えない。実直な男がおだてられて、そのうち町のボスに成り上がっていく様を見るのが面白いだけかもしれない。
ヤクザものだけど人情もの。ちょっとだけ社会派の雰囲気を出すものの、笑えないところが致命的。笑いよりは、悲しき人生を送った男の物語なのかもしれない。山田洋次の初期作品だし、これからが期待ってところだったのかも。
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