PERFECT BLUE パーフェクトブルーのレビュー・感想・評価
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ドラマなのか夢なのか映画なのか現実なのか
「あなた、誰なの?」
今のこのSNS社会は、ネットごしから持たれるイメージで人の数だけのリアルが生まれていく。
本当の自分とかけ離れていく主人公が、1998年の作品なのにこの作品が問いかけるメッセージは今の時代にむしろ響く。
ドラマの内容が映画の内容とリンクしていて、現実なのか夢なのか妄想なのかわからなくなるカットが私は好き。
人の顔の不気味な表情もリアル…
やーっと観た
心に余裕がある時に
アニメ映画はディズニーとジブリしか観ない自分にとったら、衝撃的(い...
衝撃
サイコスリラーとして秀作です。絵柄が苦手なことだけがマイナス。
アイドルがストーカー的なファンに付きまとわれて、精神的に追い詰められて行く・・・と言うストーリー。
今監督の出世作。もう20年以上前の作品ですが、機会がなくCS放送を機会に初めての鑑賞。
流石に高いクォリティの作品です。サイコホラーとして邦画はもちろん、ハリウッドでもリメイク出来るストーリーです。主人公が精神の迷路に落ち込んでいく様がとても良く描かれていて、視聴していて息苦しくなるようでした。難を言えばキャラクターデザインでしょうか・・・特に男性の。不気味さは出ているのですが、少し極端のように思いました。
拍手喝采で永久保存版にするようなアニメではありませんが、時間が空いた時があれば鑑賞して損がないと思います。
これが90年代に作られたという驚き
サイコサスペンス
ずっと気になってた!
「あなた、誰なの?」と一言だけの台詞をもらった女優のミマ。ネット...
赤色
アイドルを脱却し女優になる決断をしたことからの葛藤があり、アイドル...
アイドルを脱却し女優になる決断をしたことからの葛藤があり、アイドルだった頃の自分の幻の声もあってどこまでが現実でなのかみたいなつくりにし、未麻の心境を劇中劇ダブルバインドとかぶらせて場面転換していくやり方が非常に上手い。
カメラマン殺しのシーンは多重人格で殺人を犯しているかのようにみせているし、ドラマの脚本の進行にリンクさせて見せるミスリードも巧み。
部屋がマネージャーの部屋だったと気付いてからのスリリングな展開。
とにかくすごい映画だった。
観た後、なぜか印象に残る映画
久しぶりに観た。今敏すごいと再確認。
今敏監督作品は全て観ていますが、これが一番好き。
オープニング10分ぐらいが超カッコいい。
曲の挿れ方、画面の切り方、構成、主人公の背景の説明、今敏のセンスがすごい。
それぞれの素材は普通。普通の物を組み合わせているだけなのに。
他の人には出来ないわ。全然型にハマっていないのに超カッコいい。
そしてこのクォリティのアニメーションがずーっと続くから、尚すごい。
今敏って毎回同じような映画作ってるだけなんだけどね。
その原点が本作品。
今敏の映画の共通するテーマは「自分探し。自分が一体何者なのか?」、「現実と虚像」、「永劫回帰」。こういったテーマは「マトリックス」、「インセプション」、「ブレードランナー」といったSF映画によく見られる。こういった哲学的なテーマを、才能のある監督が料理すると、あっという間に名作が出来上がる。
こういう作品の醍醐味(っていうか怖い所)は、何が本当で何が嘘か?という事が分からなくなる所にあるが、本作品はそのテーマ性が最も良く表現されたものとなっていると思う。
現代の日本の音楽と言えばアイドルソングだ。昔「マジカル・ガール」という洋画で何故か昭和の日本のアイドルソングが使われていた。狂ったサスペンス映画なのに。でも超かかっこいいんだよね。
スコセッシ映画の暴力シーンには愉快なポップス、時計仕掛けのオレンジの暴力シーンには雨に唄えば。ドラゴン・タトゥーの女でも処刑シーンにEnya。夏エヴァで2号機が量産機をぶっ殺すシーンが何故カッコ良いか?というと、あのクラシック調の音楽だ。この路線で行こう。暴力シーンで日本のアイドルソング使おう。絶対かっこいい。海外にも売れるぞ。
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