「【”未麻の部屋。アイドルの私、女優の私。そして多重人格者が惹き起こした恐ろしき事。”今作は20年以上前の作品とは思えぬクオリティを誇るサイコ・サスペンススリラーアニメーションである。】」PERFECT BLUE パーフェクトブルー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”未麻の部屋。アイドルの私、女優の私。そして多重人格者が惹き起こした恐ろしき事。”今作は20年以上前の作品とは思えぬクオリティを誇るサイコ・サスペンススリラーアニメーションである。】
■人気アイドルから女優へ転身した未麻は、大胆なレイプシーンやヌード写真を映されるなど、急激に芸能界での立ち位置を変えていく。
だが、未麻の周囲にはストーカーの影が徐々に、見え隠れするようになっていく。
ストーカー行為は次第にエスカレートし、ついには彼女が出演したドラマの脚本家、写真家が惨殺される事件が次々に起きる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・主人公の未麻のキャラクターデザインが、江口寿史氏である事がエンドロールで流れる。
そして、制作には大友克洋氏の名も記載されている。
成程と思う。
・予想を超えるサイコサスペンススリラー要素を孕むストーリー展開や、未麻の混乱する心理を表した表情の描き方が、歳月を感じさせない。
これは「千年女優」「パプリカ」でも思った事だが、46歳で早逝した今作の監督である今敏の図抜けたセンスを感じさせるのである。
・”アイドルの未麻”が混乱する”女優の未麻”を、アイスピックでひらりひらりと軽やかに追い詰めるシーンの描き方などは、その一例であろう。
・又、多重人格者であったマネージャーのルミと”アイドルの未麻”が被るシーンの描き方も同様である。
・未麻が見る”現実”と”虚構、幻”の描き方も見事であるし、作品の怖さを増している。
<今作は、アイドルから女優への転身を図った若く美しき女性を襲った恐ろしき出来事を描いた20年前の作品とは思えないクオリティを誇るサイコ・サスペンススリラー・アニメーションなのである。
改めて、今敏監督の早逝が惜しまれると感じる作品でもある。>
こんばんは。
私この作品大好きなんですよ!!泣
初見の衝撃は忘れられません!
今でも観てくれる方がいて嬉しいです(誰目線なんだ)
何回見ても見る角度によって解釈が変わる。妄想と現実がハッキリしない戸惑いとか、妙にリアルな設定とか、色々衝撃的な作品ですよね。
もう今敏監督の新作が観られないなんて本当に残念過ぎます( ; ; )
遅い時間にすみません。ついつい熱くなってしまいました。
返信不要でございますm(__)m