「怖えー。サイコスリラー。R18と思って見たほうがよい。性描写が嫌いな人は目をつぶっていたほうが良い。」PERFECT BLUE パーフェクトブルー マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
怖えー。サイコスリラー。R18と思って見たほうがよい。性描写が嫌いな人は目をつぶっていたほうが良い。
クリックして本文を読む
映画という虚構世界で「現実と虚構が交錯する混乱と恐怖」を現実世界で体験する。
現実と虚構が交錯する。未麻の混乱と恐怖が、映画を鑑賞している僕にも伝染し、何が現実で何が虚構か混乱してくる。
さらに劇中で未麻が演じた「ダブルバインド」の主人公の混乱と恐怖が、現実の未麻が感じている混乱と恐怖とも錯綜する。
もう何が何だかサッパリ分からない。
更に気になるのが犯人捜し。
犯人は誰なんだ? ガードマンなのか? 未麻自身なのか?他の者なのか? ガードマンは未麻の作り出した幻影なのか? 未麻は多重人格なのか? 実は殺人事件は起こってなくて未麻の生み出した虚構なのか? マネージャーが犯人であることさえ虚構なのか?とさえ思えてくる。
ますます何が何だか分からなくなってくる。
観賞後の混乱をそのまま持ち帰り、モヤモヤしたままにしておきたい。考察なんかしてキッチリ、スッキリするなんてもったいないと思った。
あと、終わりのほうでマネージャーがトラックに引かれて終わるかと思ったら、しっかり予想を裏切ってくれた。更にその場面で未麻が代わりに引かれるのかと思ったら、これもシッカシ裏切ってくれた。
僕は初めて見た。25年前のアニメ作品の再上映だからオジサンだらけかと思ったら、20代、30代のほうが多かった。理由は不明。
◆監督のブログが面白い。
アニメ「PERFECT BLUE」の製作過程、よもやま話 「パーフェクトブルー戦記」が映画以上に面白いかも。作品よりも面白いと言うのは監督に失礼な話だが、映画に関わってない人が聞けない裏話、苦労話がとにかく面白い。
コメントする