「多層的」PERFECT BLUE パーフェクトブルー ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
多層的
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4Kリマスター上映にて、初見。
ストーリー立てとしてはそれほど複雑なものではないが、真相は?となるとかなり複雑なものになる…
というのも…
以下ネタバレ。
未麻、警備員の男、真犯人の願望が一致しているため、ストーリーが進むにつれ、映画内で起こっている事象が誰の視点で描かれているものなのか、それが事実なのか幻想なのか、どんどん分からなくなっていくようになっているから。そういう意味ではこの映画のオチもあくまでも未麻の視点で描かれたもので、事実かどうかは分からないまま…
90年代に作られたものとしてはそういう多層性は進んでいると思うが、今となっては…ね?
警備員の男の描かれ方もステレオタイプ過ぎるし、それは冒頭から気にはなった。
ただ、そういう「消費された側」の作品だったんだと思う…
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