「あの頃の感傷に浸る作品」ねらわれた学園(1981) としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
あの頃の感傷に浸る作品
まあ、何一つ評価する部分は無いのだが、この作品だけは、個人的に冷静に見ることが出来なかった。まず、当時爆発的な人気を誇った薬師丸ひろ子、杉田かおる、荻野目慶子が、角川の、バラエティと言う雑誌で当時の男子中学生を虜にしていたものです。その中でも一番人気が、薬師丸ひろ子でこの作品もそういった背景の中で大々的に相手役オーディションが開催されました。大ファンだった私も応募した1人でした。その中で選ばれたのが当時慶応高校に通う高柳君でした。また、同時期に松田聖子も主演映画で大々的に張り合っていて、面白い事に相手役は早稲田ボーイでした。そのシンデレラボーイ高柳君も役者には進まず芸能界を早々に去って行きました。多分、選考にスポンサーの絡みが、あったのでしょう。ともかく、学芸会的なレベルの作品でしたが当時は熱にでも冒された感じで劇場にいったものでした。感慨深いのは同時上映がアニメ、まことちゃんで会場をガキが、走り回っておりました。以上の事でも解る、私に取って違う意味で忘れられない、というより直視出来なかった作品です。
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