眠狂四郎悪女狩りのレビュー・感想・評価

市川雷蔵最終作。随分若くして亡くなったのですね、知らなかった、合掌。
最初はイマイチだっけど、ようやくふっきれて面白くなってきたシリーズだけに残念。もっと見たかった。
本作、残念ながらストーリーがわかりにくい上に面白くない。女優陣が華やかだったのが唯一の救いだった。
BS12

2024年12月19日
映画 #眠狂四郎 悪女狩り (1969年)

#市川雷蔵 主演の眠狂四郎映画としては最終作品。撮影時、既に病を患っていた市川は体調が優れず、殺陣シーンの撮影は代役が行った

享年37歳か
若すぎるね

大奥の権力争いで、偽狂四郎（江原真二郎）が現れる。
大奥には偽狂四郎の妹（藤村志保）がいた。
兄妹は切支丹で、便宜を図ってもらうため、大奥取締役（久保菜穂子）の言いなりで人を殺していた。
公開年に市川雷蔵は亡くなっている。享年37歳であった。

大奥の闘争がメインで全体的に妖しく作られている。この時代のエログロ傾向というか…
特撮もあるんだけど正直いらねーと思った。

　ニセ狂四郎現る！その男・川口周馬（江原真二郎）は総取締役の錦小路の策略により、隠れキリシタン58人をルソンへと逃がしてくれる約束に騙され、環の子を将軍の跡目にしないため殺人をそそのかされていた。しかも彼は本物の狂四郎がニセ狂四郎の存在に怒ることで直接対決を望んでいたのだ。

　そんな兄をなんとか鎮めようと妹の小夜（藤村）は狂四郎の手助けをする。しかも、その間も錦小路の罠によって狂四郎は捕えられ、毒を盛られそうになる・・・

　死期の迫った市川雷蔵の最後の狂四郎映画。派手な殺陣はないものの、独特な演出によって雷蔵の魅力が引き出されている。女優たちも今までの狂四郎作品オールスターキャストといった感じで、特に錦小路役の久保菜穂子が色っぽすぎる！

今まで何人もの俳優が狂四郎を演じたが、市川雷蔵ほどの凄み、妖しさを出せた俳優はいないと思います。他の俳優で狂四郎はやらんでほしいですね。