「終戦の日に観て79年前を想う」日本のいちばん長い日(1967) りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
終戦の日に観て79年前を想う
1945年7月26日のポツダム宣言に明確な回答を行わなかった事から、これを無視したと連合国に受け取られ、広島と長崎に原爆を落とされ、中立だったはずのソ連まで参戦してきて、それでも本土決戦を主張する陸軍の大反対の中、8月14日正午、ポツダム宣言受諾決定した。それから、翌日15日正午の昭和天皇による玉音放送までの激動の24時間を描いた話。
広島・長崎への原爆投下で日本はもう勝てない事が決定的で、昭和20年8月14日、御前会議によりポツダム宣言の受諾が決定したのだが、陸軍が大反対。上司を殺してあんなに抵抗してたとは、少し驚きだった。もし玉音放送のレコードが発見されて壊されてたら8月15日の終戦は無かったかも、とまで思えるほどの迫力だった、
阿南陸軍大臣役の三船敏郎の苦悩、笠智衆のひょうひょうとした首相、50年以上前の若い加山雄三など超豪華で素晴らしい演技だった。もう1人、黒沢年男の熱血将校も素晴らしかった。
本作をたまたまだけど、終戦の日に鑑賞できたのも感慨深かった。
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