劇場公開日 1980年8月2日

「明治末期の近代戦争の過酷さ」二百三高地 まさきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 明治末期の近代戦争の過酷さ

2025年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

さだまさしの「防人の詩」が挿入歌として有名な本作。
明治末期の日露戦争における旅順にある二百三高地攻略の話。
太平洋戦争はメジャーだが、今となっては日露戦争はややマイナーで、この歳になるまであまり知らずに過ごしてきた。
当時は大砲の要塞に兵士がほぼ裸一貫で突撃するなんとも能無しな無骨なスタイル。
しょうがない時代だったのかもしれないが、なんとも命を無駄にするひどい戦争だったことが分かった。二百三高地を攻略したことによって旅順港に停泊するロシア太平洋艦隊も殲滅出来、結果的に日露戦争を勝利に導くこととなる世紀の一戦について、だったと。
しかし旅順攻略戦で1万5千人以上の日本軍兵士が亡くなったということにいたたまれない気持ちになります。
乃木希典、東郷平八郎、戦艦三笠等、聞いたことはあるがなんだかよく分からなかった人、戦艦等が見えてきて、勉強になりました。
高校の社会の授業も、こういうの流せばいいんでしょうけどねぇ。
続きは「日本海大海戦 うみゆかば」でしょうか。

まさき
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