「吾れ、宗教に関心無し」日蓮と蒙古大襲来 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
吾れ、宗教に関心無し
鎌倉時代の仏教僧、日蓮の物語…と言っても、こういうのに疎い。
南無妙法蓮華経の人か…。
“歴史の事実から飛躍して自由に創作”したと言っても、何処までが史実で何処からが創作か分からず。
ハリウッドで毎年何本か宗教映画が作られるが、それと同じ。
製作の永田雅一は熱心な日蓮信者らしく、かなり美化されているのが分かる。
「吾れ、今日より日本の柱とならん」
日蓮が陽に向かってそう唱え、ジャ~ンと大袈裟な音楽が流れる度に、何故か笑いが込み上げてくる。
これはギャグかいな。
大映特撮の底力を感じられる“神風”のスペクタクル・シーン。
結局、唯一見応えあったのはここだけ。見た理由もそれ。
だって、そもそも宗教に関心無いし。
永田雅一が後に再び手掛けた1979年版も合わせて見たが、どっちもどっち。
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