ドリフターズですよ! 盗って盗って盗りまくれ

劇場公開日:

解説

「なにはなくとも 全員集合!!」の渡辺祐介と、新人東盛作が共同でシナリオを執筆し、渡辺祐介が監督したコメディ。撮影は「女と味噌汁」の村井博。

1968年製作/86分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1968年4月10日

ストーリー

石川五六造、ウシ泥棒のブウ太、蓋泥のマンホール、車泥のメガネ、干物泥のチョロ。いずれ劣らぬこそ泥ばかり。五六造は、牢の中で泥捧学原論をひもとき、泥棒にも学歴の必要なことを説きはじめた。盗みに情熱を燃やす四人は大感激、娑婆で五人が再会する日を泥棒大学入学日と決め、それぞれ出獄していった。ある日駅前広場を通りかかったチンドン屋のブウ太が、傷痍軍人に扮装した五六造を発見した。それから二人は自動車修理工場で働くマンホール、ピンク映画の進行係をやっているメガネ、下着工場でミシンを踏むチョロを次々に訪ね、五人はやっと再会した。さてその再会を祝して乾杯をしていた五人は、三人組の女スリに財布を根こそぎ掏られてしまった。これに奮起した五人は早速厳しい修業に入った。明けても暮れても、講義に実技に血のにじむような日々が続いた。やがて五人の努力は実を結び、そのテクニックは芸術的境地にまで到達した。卒業式に感動の涙にむせんだ面々は、その夜実際の家に忍び込んだ。しかし、土壇場で猛犬に出くわして大失敗。そんな訳でヤケ酒を飲んでいた五人は、偶然にも三人の女スリにめぐり逢い、金密輪の情報を握った。密輸団のボスは、日・清合作映画のプロデューサー孫五九。その金の取引場所は草津スキー場。五人はスキー客になりすまし、ロケ隊の入った旅館に乗り込んだ。問題の金塊は、ロケでヘリコプターから爆弾の入ったトランクに掏りかえ投下され、これをこのロケに出演しているグルーブサウンズ「ザ・グレターズ」が、孫の待ちかまえる谷底へ蹴落とすことになっていた。その段取りを通風孔からキャッチした五人は「ザ・グレターズ」になりすまし、ヘリコプターの飛来を待った。だが、落とされたのは本物の爆弾。気絶した五人組は病院へかつぎこまれてしまった。それから二週間、病院から逃げ出した五人組は山小屋に入り、山小屋の少年が雪の中から発見した金塊を手中に収めた。やがて手錠をかけられた五人組は、泥大への再人学を約束するのだった。

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