「生命燃やして生きているか?ただ生き長らえているだけか?」どついたるねん momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)
生命燃やして生きているか?ただ生き長らえているだけか?
ボクシングでしか生きられない不器用な男。たとえ命の危険があろうとも俺にはこれしかない。もしこれで死んだとしても本望だ。自分を抑えて生き長らえてもそんなのは生きたことにはならない!
カムバックを決めてからの英志は全身でこう訴えかけているようだった。
自分をかけるものが見えていて、それに無心に打ち込む姿はほんと眩しい。
俺は無為に生き長らえているだけじゃないのか?そんなのは生きていると言えるのか?
自問自答した。
少年たちにボクシングを教える左島。連れ戻しに来た母親。
左島に英志を止めて欲しいと懇願する貴子。そんな権利は誰にもないと佐島。。
男は闘うことが本能にあるんだろうな。
女は逆に生存することが本能にあるんだろうな。
本能が刺激され熱くなる映画であった。
・赤井のサンドバック練習が凄い。ハードパンチで高速連射。やっぱり本物は違う。
・本物じゃないのに凄かったのが原田芳雄!何この人ボクシングやってたの?
腕の筋肉や広背筋も凄いやん。一番驚いた。
しかし、じゃりん子チエを実写でやるならテツ役は赤井しかいないな。(笑
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