「最高傑作ではないか?」血と砂(1965) KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
最高傑作ではないか?
この映画が制作された同じ年、黒澤明の赤ひげが公開された。
赤ひげをみて脚本家の橋本が言った言葉は有名だ。
この赤ひげは脚本と違うぜ。
赤ひげで黒澤明は三船敏郎を使わなくなった。色々理由は囁かれているが本当の理由は・・・
黒澤明は才能が枯渇したのは三船ではなく自分だと気がついたのではないだろうか?
同じ年に公開されたこの作品を見て。
自分が三船を使いつづけると、もう安っぽい三船にしかならない。
赤ひげの三船は半分終わっているが、この作品の三船は輝いている。喜八が三船を使うと安っぽいところがあったとしてもそこに面白みがでる・・・
冗談のような感じではじまるこのえいがはは戦争体験者の監督が伝える本当の戦争映画だ。戦場の本物の恐ろしさと悲しさが伝わってくる。
あと、書いておきたいことがひとつ。
ペキンパーという結構有名な監督がいる。その監督の代表作がワイルドバンチ。ラストがそっくりなこの映画をペキンパーは見たんじゃないかと思う。
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